サンダルが壊れ、道路の白線に助けられた真夏の夜の幸運

サンダル

足が、痛い・・・。

わたしは真夏の暗闇の中、片方裸足の状態で夜道を歩いていました。

唐突なことから靴のありがたみを噛みしめることになったのです。

 

目次

真夏の夜に裸足で散歩

今日も外に出ようと思い、コンビニへの買い物がてら軽く散歩をすることにしました。

サンダルをはいてペタペタと夜道を散歩をします。

10分ほど歩いたそのとき、

「ブチッ」

という音とともに足が突っかかりバランスを崩してしまいました。

「え、何かに引っかかった?」

ふと足下を見てみると、サンダルのベルトが切れていました。

ごく一般的なビーチサンダルだったのですが、ちょうどM字の谷の部分がちぎれていて修復不可能な状態に。もちろん履くことは無理でした。

長年愛用していたので寿命だったのでしょう。

「うわぁ、タイミング悪。」

 

覚悟して歩いた真夏の夜

30秒ほど悩みました、というかそれしか方法は無かったのですが、わたしはちぎれた方のサンダルを脱いで片方だけの状態で歩くことにしました。

そこで、靴のありがたみを感じることになったのです。

家に引き返す道すがら、歩いていてすぐに足が痛くなりました。

道路に落ちている小石の数々が地面と足の間に挟まり足に食い込みます。

目の粗いアスファルトの上を歩くと、さながら足つぼマッサージのような痛みが足を襲ってきます。

「ああ、靴って偉大だったんだな。」

靴のありがたみが身にしみてわかります。

 

アフリカの子供たちはよく裸足で舗装されていない地面を走り回ることができるなと感心してしまいました。

目が細かいアスファルトは足が痛まず歩くことができたので、なるべく目の細かいアスファルトを選んで歩きました。

道路が舗装されているって実は幸せなことだったんだな、と暗闇の中しみじみと感じました。

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白線に助けられた真夏の夜

このとき意外にも助けられたのが道路の「白線」。

表面がなめらかな白線は足にとても優しい癒しの存在でした。まさか白線にありがたみを感じる日が来るなんて思っても見ませんでしたが、新しい発見となりました。

人とも何人かすれ違いました。暗かったおかげで、足下はあまり見えていなかったと思いますが、自分としては恥ずかしさで一杯でした。早く家に帰りたい。

そこにやっとコンビニが見えてきました。

どうしよう。歩きながら悩みました。でもここまできたら帰ってまた外に出るのも嫌だったので、片足裸足のままコンビニに入ってアイスを買いました。

明るいコンビニ店内は不安になりましたが、レジのカウンターからは足下が見えないので店員さんには気づかれずに買い物ができたはずです。

 

我が家への帰還

サンダルがちぎれてから10分ほど歩いて、コンビニにも寄って、ようやく我が家に戻ってくることができました。

すぐにお風呂場で足を洗い流します。幸い足の裏は血豆にもならず、ケガもなく安心しました。

 

靴は偉大な発明品です。改めて感じることができました。

もし靴が無かったら安心して道も歩けないんです。人の視線が不安で外も歩けなくなります。

実は靴をはけるというだけで幸せなことだったんですね。

本当に身近すぎて、あたり前すぎて、普段は気づきにくいことですが、今日は靴のありがたみを感じることができラッキーでした。

 

新しいサンダル買わなきゃ。

 

靴のありがたみに気づくことができた。

わたしはなんて幸運なんだろう。

Lucky Rookie

 

Photo from Nathan Rupert / flickr

 

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