「幸運」か「不運」かの二択で考えるのではなく、その間の「ちょっと幸運」という考え方をもっていると、人生が幸せになります。
これは『「運が強くなる」たったこれだけの考え方』(和田秀樹 著、新講社)を読んで学ぶことができました。
目次
物事の予測には3つのシナリオを用意しよう
本書には以下のように書かれています。
経営者は何かのプランを実行しようと考えたときに、3つのシナリオを想定するといいます。
1つは、最悪のシナリオです。
もう1つは、すべてがうまくいくシナリオです。
でも現実のビジネスの世界では、この2つのシナリオのどちらかが現実化する可能性はむしろ少ないのです。
そこで3つ目のシナリオが想定されます。
それは現時点で最も起こりそうなシナリオです。
試験の点数に置き換えれば、0点も100点も起こりうるけれど、いちばん可能性が高いのは60点ぐらいだろうという想定です。
何もかもうまくいかないとか、すべてがうまくいくというシナリオより、うまくいくことやうまくいかないことが組み合わさって、だいたいこれくらいの成果が出るだろうという想定が60点くらいになります。
そうしてたいていのことは、動いてみればそういう結果になります。
(P.110-P.111 より)
自分が不運だと思っている人は、物事が起こったときに「幸運」か「不運」かの二択で考えてしまいがちだと著者は言います。
この考え方でいると、自分の理想の結果以外は「不運」というとらえ方になってしまう極大解釈となってしまいます。
おみくじのように運も小さく刻んで考える
物事が理想的に進むことなんてめったにありません。
何かの結果を予想するときは、おみくじのように考えてみてください。
おみくじは一般的に上から
大吉、吉、中吉、小吉、末吉、凶
ですね。
ここまで細かく分ける必要はありませんが
幸運、中幸運、小幸運、不運
くらいに分けてみると、案外運が悪くないことがわかります。
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運が良いか悪いかは極端に考えないようにしよう
想定していた予想が極端すぎたから不運に感じていただけで、実際は比較的良い結果だったということは思いのほか多いものです。
すると、案外自分は不運でもないことに気がつくことができるでしょう。
今回紹介した「幸運を刻んで考える」方法は、いろいろな場面で活用できます。
物事を極端にとらえる癖があるならぜひ見なおしてみてください。
そうすることで、小さな幸運に気がつけるようになります。
おみくじのように運気を刻んで考えると案外自分が不運でないことに気づけた。
わたしはなんて幸運なんだろう。
Lucky Rookie
今回紹介した本書は運がいい人に共通する考え方や行動を教えてくれる一冊。
特に、自分を運が悪いと思っている人が前向きになるための具体的な方法を丁寧に分かりやすく教えてくれます。
興味がありましたら是非読んでみてください。
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