物事の良い側面を考るようにしていると心が明るくなり、幸運を感じられるようになります。
これは『人はいくつになっても、美しい』(ダフネ・セルフ 著、幻冬舎)を読んで学ぶことができました。
今回は本書から、物事の良い側面を見つめることの大切さを学びましたので紹介します。
目次
わたしはただ、恵まれていた
著者は幸運について以下のように書いています。
七十歳で『ヴォーグ』にモデルとして載るなんて、六十九歳の私が聞いたらきっと目を回して驚いたでしょう。
だから、私はこう思うのです。私はただ恵まれていた、と。
目の前に差し出されたチャンスや転がってきた幸運に一つずつ感謝して、好奇心いっぱいの目で味わっていくうちに、いつしかこの場所にたどり着いたのです。
(はじめに より)
幸せな人生を送るために難しいことは何もなく、目の前に現れた幸運に一つずつ感謝することが大切なのだと言います。
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笑顔で明るくポジティブに生きる
では幸運に感謝するためにはどのような心構えでいればいいのでしょうか。それは、いつも笑顔で何事もポジティブに考えることです。
いつも笑顔でいるには、いいことをたくさん考えることです。
いいことというのはつまり、明るくポジティブなこと。どんな状況に置かれても、悪い面ではなく良い面を探し出そうとできれば、自然と気持ちまで明るくなります。
(P.055 より)
たとえば、鏡を見るときもそうです。
歳を取ると、シワもシミも目立ってくる。歳を取らなくても、誰にでも自分の顔の好きになれないところが、一つか二つはあります。
でも問題なのは、それを自分がどう見るか。
こんなにシワが増えた、こんなところにもシミがある、と好きになれない点ばかりに目を向けることもできますが、逆に、まあシワは増えたけど、ほかにもいいところはいっぱいあるわ、と考えることもできます。
好きになれないところは、ちらっと見る程度でいいのです。
そればかりに気を取られて、せっかくのあなたの魅力が失われてしまっては、何にもなりません。
(P.22-P.23 より)
物事の捉え方一つで人生を幸せにも不幸にもすることができるんですね。
コップの中に水が半分入っていたとき、
「水が半分しか入っていない、残念。」
「水が半分も入っている、ラッキー。」
どちらにとらえる方がより幸せに近づけるでしょうか。
物事をもっとシンプルに良い面を見るようにすると、嫌なことからも良い側面を見つけることができるのです。
今回は、高齢の美しいモデルの人生論から、前向きに考える大切さを学ぶことができました。
良い面を探せばどんなことでも前向きにとらえることができることに気づけた。
私はなんて幸運なんだろう。
Lucky Rookie
本書は88歳の高齢にも関わらずモデルとして活躍している著者が、自分を好きになり人生を楽しむための秘訣を紹介してくれる一冊。
自分の芯をしっかり持ちながら毎日をとても生き生きと過ごしている著者の姿が伝わってきます。
興味がありましたら是非読んでみてください。
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