神頼みをする前に自分の日々の行動を振り返ると、不運な状況の多くを改善することができます。
これは『わが子を強運にする51の言葉 ビジネスの成功者が娘に遺した人生の極意』(山下真奈 著、祥伝社)を読んで学ぶことができました。
目次
神頼みは、人生の責任放棄や!
本書には以下のように書かれています。
人間の生活の上でおこることなんて、全部、自分が引き起こしてるんやで。
神頼みは、人生の責任放棄や。
(中略)
因果応報の本当の恐さは、答えがわからないときや。
たいてい自分のやってることは無意識でやっているから、わからないことが多い。
偉そうにしていて、人から嫌われるとか、いつも馬鹿にした態度だから、人からも無視される。
そんな、他人から一目瞭然のことも、自分のことはよくわからないものや。
(中略)
それを運勢だのなんだの言うが、偶然でも生年月日で決まるモノでもない。
原因は絶対に、あるんやで。
他人に悪いことしてるんや。
大人になると、わざわざ教えてくれる人はいないしな。
教えてくれる親切な人がいるとしたら、それは自分に嫌なことしてる、目の前の相手だけや。
それに気づくこと。
有り難いと思うこと。
大人になるとな、教えてほしくても教えてもらえないからな。
だから、よく覚えておくんやで。
(P.177-P.178 より)
神頼みする前に、自分に原因がないか振り返ってみる
何か都合の悪いことがあるとき、他人のせいにしていませんか?
たとえば、「上司が嫌味ばっかりいってくる」というとき、上司だけが悪いようにとらえがちですが、もしかしたら自分が気づかずに上司の気にさわることをしている可能性があります。
物事の結果には必ず原因があります。
何かちょっとしたことでも、相手が嫌がることをしていないか、ほかの人と差別して接していないかなどふりかえってみてみる。
そうすると、意外と見えなかった原因が自分にあることに気づくことができます。
自分の行動を変えると相手にも変化がある
振り返ってみて原因が自分にあったとわかったら、さっそく日頃の振る舞いを変えてみましょう。
もし感情的に納得できなかったとしても少し我慢して自分の行動を改めてみる。
そうすることで相手にも変化が出てきて状況が改善されます。
もし本当に自分に非がないのなら、そのことをもっと上の立場の人に報告するなど勇気を持つべきときでしょう。
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身近に潜む原因に目を向けてみよう
神頼みするのは簡単です。
しかし、神頼みするだけでは根本的な解決にはなりません。
まずはその状況をつくった原因は自分にあると、一度受け入れてみる。
そして、その状況を改善できないか行動を変えてみると、また何らかの結果が得られます。
人生はトライアル・アンド・エラーの繰り返し。
自分の小さな変化で状況が大きく変わることもあるはずです。
神さまに頼る前に、身近に潜む原因に目を向けてみてはいかがでしょうか。
自分の身近に問題の原因の多くが潜んでいることに気づけた。
わたしはなんて幸運なんだろう。
Lucky Rookie
今回紹介した本書は関西弁が特徴のおっちゃん経営者とその娘とのやりとりから人生の学びを得ることができる一冊。
会社を大切にする、娘を大切にする、人を大切にすることとはどのようなものか、具体的な行動を学ぶことができます。
興味がありましたら是非読んでみてください。
わが子を強運にする51の言葉 ビジネスの成功者が娘に遺した人生の極意
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