どうしようもなく不安だったり、イライラしているときに簡単に解消できてすぐに効果のある方法があります。
これは『運は操れる (望みどおりの人生を実現する最強の法則)』(メンタリストDaiGo著、マキノ出版)を読んで学ぶことができました。
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目次
ネガティブな感情を切り離す「脱フュージョン」
本書には、以下のように書かれています。
不安に強くなる方法として、心理療法の現場で使われているのが「脱フュージョン」という手法です。
そもそも、フュージョンとは「融合」「混ざり合う」といった意味です。
たとえば、音楽のジャンルの一つであるフュージョンは、ジャズ、ロック、ラテンなどを融合させたジャンルです。
そのフュージョンに「脱」をつけた「脱フュージョン」は、混ざり合った私たちの感情からネガティブな考えを切り離し、否定的な感情に泣き込まれないようにする効果があります。
(P.94 より)
わたしたちの気持ちはざまざまな感情が混ざり合ってできています。
たとえば、イライラしているといってもその気持ちを分解してみると、
怒り :60%
悲しみ:30%
疲れ :10%
といったように、いくつもの感情が混ざっているものです。
そうした感情を上手に吐き出し、切り離して解消するのが著者の言う「脱フュージョン」と呼ばれる方法です。
では、実際に不安だったりイライラしているとき、具体的にどのようなことをすればいいのでしょうか。
不安・イライラしているときは、不安を歌に変えて吐き出し、切り離す
本書では「不安やイライラを歌に変えて吐き出す」方法が紹介されています。
やり方はとても簡単で、不安やイライラを感じたときの気持ちを歌にのせて口ずさむだけです。
たとえば、車の渋滞でイライラしているときは
「渋滞していてイライラする〜♪」
テスト前で不安なときは
「テストが〜♪ 心配だわ〜♪」
といった具合です。
たったのこれだけですが、不安やイライラを解消する効果があります。
大切なのは不安やイライラなどのネガティブな考えを言葉として外に出すこと
この方法の重要なポイントは、不安やイライラといったネガティブな感情を言葉として外に出すことです。
不安やイライラした気持ちを言葉にすることで、「自分は今何に心を乱されているのか?」を客観的に見ることができ、冷静に受け止められるようになります。
また、不安を心の中に抱えこんで考え続けていると、深刻な事態に陥っているように感じてしまいます。
そんなときに、言葉にして出す、しかも歌にして不安を客観視すると、案外そのことは人生を左右するほどの重大なことではないことに気づくこともできるのです。
恥ずかしがらず、ミュージカルのようにやってみよう
この方法、ボストン大学などの一流どころの心理学部の研究で効果的だと立証されている方法とのこと。
正直、恥ずかしかったり、ばかばかしいと思うかもしれません。
しかし、実はこの「ばかばかしさ」も大切な要素で、ミュージカルのように大げさに歌うことで、
「ああ、わたしは、なんてばかばかしい小さなことに悩んでいたんだ」
と感じるようになります。
歌うことのばかばかしさが、そのまま自分の不安やイライラの原因のばかばかしさに置き換えられてしまうのです。
「自分のネガティブな気持ちを歌にする」
不安やイライラを感じたときにすぐにできる簡単な方法です。
もし感情が乱れていたら、騙されたと思って試してみてください。
ネガティブな感情を切り離すことができるので、自分が何に感情を乱されているのかがわかり、冷静さを保てるようになりますよ。
不安やイライラの感情を歌にして冷静でいられる方法を知ることができた。
わたしはなんて幸運なんだろう。
Lucky Rookie
本書の紹介
本書は心理学を得意とするメンタリストの著者が、「運はコントロールできる」ことを丁寧に教えてくれる一冊。
スピリチュアル要素は一切なく、現実的な心理学の研究をもとに実践的なノウハウを学ぶことができます。
本書に紹介されているすべてのノウハウが、心理学的、統計学的な実際の研究に基づいており、説得力があります。
スピリチュアルではなく、現実的な方法を通して幸運になりたい人に是非とも読んでいただきたい一冊です。