お福分けで自分の幸せをシェアすることで幸運を人に分けることができます。
これは『なぜか運がよくて愛される人は 財布をふたつ持っている』(横田真由子 著、宝島社)を読んで学ぶことができました。
目次
とあるお客様からの学び
本書には以下のように書かれています。
あるお客様が、「さっき寄ったレストランで、シェフにケーキをいただいたのよ」と言って、お店で私たちに配ってくださったことがありました。
わざわざ分けてくださらなくとも、そのままお持ち帰りになればいいのにと恐縮したのですが、
「いいのいいの、これはお福分けよ」
……私は今まで「おすそ分け」と言っていたけれど、「お福分け」という言い方があるのだと、このとき初めて知りました。
「おすそ分け」という言葉には、「着物の裾のようにつまらないものですが」という意味があるのだそうです。
けれど「お福分け」には、自分が手に入れたすばらしいものを、ひとりじめにしないでぜひみんなにも楽しんでもらいたいという、優しさがあるように思います。
いただく側も、「福」といわれるといっそう嬉しくなるものです。
(P.195-P.196 より)
お店で働いていたとき、もらったケーキをシェアしてくれたお客様。
その「お福分け」という言葉から大きな学びを得たのだと著者は言います。
たくさんの人に幸せをシェアすると幸運が増える
この「相手とシェアする」という精神は幸運になるためには欠かせません。
一つの幸運を複数に分けることができるからです。
分けたものは小さく分割されるのではなく、それぞれ「一つの幸運」として人に与えることができます。
たとえばラッキーなことにホールケーキをもらったとしたら、自分がもらった幸運は一つですね。
そこで2人でシェアして食べれば「2人が幸運」。
8人でシェアして食べれば「8人が幸運」な気持ちを感じることができます。幸運が8倍です。
もともと無かったものを運良くもらえる、これだけで幸運なのですから、幸運が小さくなることはありません。
どんどん自分の幸運をシェアして、ラッキーを感じる人を多くしていきましょう。
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幸せをシェアすると幸運が返ってくる
お福分けで自分の幸せを人にシェアしていると、そのお礼にまた人から幸せを分けをもらうことができます。
「この前はありがとう。これ、食べてください。」
といった具合に、お互いに幸運を分け与える関係ができあがります。
そう考えると、幸運というのはもらうものではなく、先に与えることで得ることができるのですね。
現代では近所付き合いなどが少なくなっていますが、友人や会社でのつきあいはまだまだあります。
そういった身近なところからお福分けをして、幸運をシェアしてみてください。
お福分けをする、お福分けしてもらえる、嬉しくてまた分けて…といった好循環をつくることができます。
自分のものにしたい気持ちは山々ですが、余裕があるならほかの人にも幸運を分けてみてください。
その幸運を気持ちよく噛みしめることができるでしょう。
幸せをシェアすると一つの幸運が何倍にもなると学べた。
わたしはなんて幸運なんだろう。
Lucky Rookie
今回紹介した本書の著者は、有名ブランド「GUCCI(グッチ)」で顧客獲得数NO.1の店長をつとめていた経歴をもつ方。
エレガントなお客様から学んだ数々のエレガントになるためのノウハウを教えてくれる一冊です。
人への心づかい、感謝、尊敬など、人として大切な精神を学ぶことができます。
興味がありましたら是非読んでみてください。
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