不安を感じたら初期の小さな不安の段階で素早く対処すると、運と巡り合う機会が増えます。
これは『図解「運に選ばれる」法則76』(桜井章一 著、宝島社)を読んで学ぶことができました。
目次
小さな不安は「恐怖」の芽
本書には以下のように書かれています。
不安に対して時間をかけることは禁物である。
不安は考え始めるとどんどん膨らんでいき、それはやがて「恐怖」へと変わっていく。
不安から逃げようとしてもそれは同じである。
逃げれば逃げるだけ反対に不安の存在は大きく膨れ上がっていく。
不安からいくら逃げようとしても、その存在が消えることはないのである。
(中略)
できるだけ不安が小さい時にその不安と向き合い、可能な限り素早く対処していく。
これを繰り返すことで、不安に苛まれることも少なくなり、運と巡り合う機会も増えていくはずだ。
不安を少しでも解消するには、それがもっともいい方法なのだ。
(P.145-P.147 より)
不安というものは、始めは小さくてもそのまま放置してしまって次第に大きく膨らんでしまうと恐怖へと変わってしまうのだと著者は言います。
大きくなると恐怖になる不安
身近なもので言えば「鍵のかけ忘れ」なんかがよい例です。
朝急いでいてあわてて外出したとき、「あれ、鍵かけたっけ?」と心配になったことはありませんか?
日中過ごしているうちに家のことが心配になり、ドロボウに入られていないかななどと不安が大きくなり、もしかしたらストーカーが忍び込んだかも・・・といった恐怖へとかわっていってしまいます。
こうしてみると、小さな不安だとしても、気づいた初期の段階で確実に取り除くのが安心を確保するためには欠かせないというのがわかります。
不安を解消するために、なるべくその場で対処しよう
不安はなるべくその場で対処するようにしてみましょう。
オススメなのは、その場でチェックすること。
チェックする仕組みをつくっておけば、不安にかられることは少なくなります。
たとえばメモアプリなどにメモしておく、大切な書類はあらかじめスマホのカメラで撮影して保存しておく、作業をするごとに確認するクセをつけておく、など。
ほんの少しの手間で、その後襲ってくるかもしれない大きな恐怖を防げるのだったら、やる価値は充分にあるでしょう。
大きくなって恐怖になった不安の対処法
すでに大きくなってしまった不安があるときは、思い切って解決に向けて動き出してしまいましょう。
不安が大きくなると、その大きさから心理的に目を背けたくなり解決するのが億劫になってしまいます。
そんなときは、すべてを解決しようと思わずに、まずほんの少しだけ動いてみることが大切です。
ほんの少し動くだけでも、不安を対処しようとしたことで心が楽になり、それがきっかけでどんどん解決への行動ができるようになります。
「ほんの少しだけ動いてみる」
これが大きくなった不安を処理するのに、絶大な効果を発揮します。
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幸運を見つけたいなら不安を解消しておこう
不安な気持ちをもったまま過ごしていては、心が疲れてしまい、日常で感じる小さな幸運や幸せも感じられなくなってしまいます。
幸運を見つけたいなら、まずは心の整地、不安を取り除くことから始めてみましょう。
ちょっとでも不安に感じたことがあったら、無駄足かもしれなくても、手間かもしれなくても、確認して安心感を得てみてください。
そうすることで日常に潜む小さな幸運や幸せに気づけるような心のゆとりが生まれます。
不安は小さなときに対処すると安心できることを学べた。
わたしはなんて幸運なんだろう。
Lucky Rookie
本書はプロ雀士である著者が麻雀を通して培った運を引き込む法則を学ぶことができる一冊。
わかりやすいシンプルな図と一緒に学べるので、運がよくなる習慣がすんなりと頭の中に入ってきます。
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