身の回りの3つの「数」を断捨離すると、人生がシンプルになり小さな幸運や幸せに気づけようになります。
目次
人生で断捨離するべき3つの数
人生で断捨離するべき3つの数とは「物数」「手数」「人数」です。
物数
自分の部屋の中、クローゼットの中、冷蔵庫の中、カバンの中、机の上を見てみてください。
物で埋め尽くされていませんか? 見ていてウンザリしませんか?
物が多い環境にいると、目から入ってくる情報が多くなり、気づかないうちに脳が疲れてしまいます。
無意識のうちに気力が削られるので、行動力もなくなり、片付ける気力もなくなる負のスパイラルに陥ってしまうのです。
手数
一日、やることが多すぎませんか?
たとえば、朝起きて、洗濯をして、アイロンをかけて、昨日の洗濯物たたんで、ご飯をつくって、お皿を洗って、化粧して、今日着る服を選んで、アクセサリー選んで、鏡を見て、やっぱり気に入らずもう一度服を選び直して、カバンを選んで、くつを選んで、あっ、ドラマを録画して、ゴミを捨てて、しまった、仕事後の趣味の道具を持って、あれ、何時の電車に乗るんだっけ、乗り換え検索して、ドタバタで家を出発。
手数が多いだけで貴重な自分の時間が削られてしまいますね。
人数
たくさんの人に笑顔を振りまき、気をつかい、お土産を買い、飲み会にも参加し、顔色をうかがい、SNSでの交流も広げていると一日が疲れませんか?
多くの人と出会うことは自分の可能性を広げるためによいこと。
しかし、付き合う人を選ばず、単に知り合いの人数を増やすことだけを考えていると人間関係だけで消耗してしまいます。
これら3つの「数」を減らすだけで、空間、時間、心に余裕が生まれます。
次は、3つの「数」をどのようにして減らすのか具体的な方法を紹介しましょう。
物数を減らす方法
モノがたまってしまう大きな原因は「捨てることができない」からです。
- もったいない
- いつか使うだろう
- とりあえずしまっておこう
もし心当たりがあるなら、そのモノは今の自分にとって必要ないものだと割り切って捨ててみてください。
実際、とっておいても本当に使うものはごくわずかだということに気づきましょう。
一日一つ、モノを捨てる習慣をつけるだけで、生きる空間が広くなり、身の回りのモノが流動的になり、生活の淀みがなくなります。
はじめは小さなものからでいいです。中途半端に残った調味料、いつ着たかわからない服、デパートでもらったきれいな紙袋など。
「捨てる」ことに慣れて、本当に必要なものだけを身の回りに残すようにしましょう。
手数を減らす方法
手数が多くなる一番の原因は「すべてを自分でやろうとする」からです。
たとえば、先ほどの例では
- 洗濯
- アイロン
- 洗濯物たたみ
- ご飯の調理
- お皿洗い
- お化粧
- 今日着る服選び(2回)
- アクセサリー選び
- 鏡で容姿チェック
- カバンを選び
- くつ選び
- ドラマを録画
- ゴミ捨て
- 趣味の準備
- 乗り換え検索
の計15ステップも自分でしています。
これだけやることが多いと、自分の自由な時間がつくれず、大切な人生の時間を浪費してしまいますね。
こうしたたくさんの手数を減らすには
- 誰か他の人(モノ)に頼んでしまう
- 選択する回数を少なくする
- 前倒しで行動する
の3つが役立ちます。
このとき、上の15ステップを「家事」「ファッション選び」「その他の準備」の3つに大きく分けて考えるとさらに実践が楽になります。
大きくひとくくりにまとめて、それぞれをシンプルにしてしまうのです。
「家事」だったら、家事代行してもらう、クリーニングに出す、食洗機を買うといった他の人(モノ)に頼んでしまえばいいでしょう。
「ファッション選び」は、モノが多いために自分で選択する回数を増やしてしまっているのがそもそもの原因。先に説明したようにモノの数を減らしてシンプルに選べるようにしておけば、時間を節約することができます。
「その他の準備」は、前日の夜にやってしまいます。必ずしないといけない準備ほど前倒しでしてしまえば心が楽になって他のことをする余裕をつくることができます。
どれも言われれば当たり前の基本的なことですが、できている人は驚くほど少ないです。
自分の作業を減らす3つのコツを意識して実践するだけでも驚くほど時間と心にゆとりをつくることができます。
是非ためしてみてください。
人数を減らす方法
つきあう人数が多くなってしまう大きな原因は「八方美人」だからです。
「どの人も平等に大切な人」と言いたい気持ちはわかりますが、つきあう人の数が多ければ多いほど自分の心と時間を浪費してしまいます。
ではどのようにしてつきあう人に線引きをすればいいのでしょうか。
それは、「自分の結婚式に呼ぶか、呼ばないか」で考えるとわかりやすくなります。
ここでポイントなのは、
「呼びたいか、呼びたくないか」
ではなく、
「呼ぶか、呼ばないか」
です。
自分の結婚式に「呼ぶ人」は、親交が深い証拠。本当に大切につきあっていきたい人です。
結婚式に「呼びたい人」は、優先順位としては「呼ぶ人」よりも低く、微妙なライン。
お世話にはなっているけれど、イマイチ悩んでしまうという人は実のところそこまで親しくつきあえていない人なのです。
こうして線引きをすると、自分の人間関係をシンプルにすることができます。
ちなみに新しい人と出会ってすぐに線引きの判断をする必要はありません。
新しい人と出会うことは、自分の可能性を広げる大事なチャンスです。
なので、この「結婚式に呼ぶか、呼ばないか」という方法は、一ヶ月に一回とか、数ヶ月に一回とかのタイミングで行うようにしてみてください。
人生を通して親しくつきあう人を簡単に線引きできる方法ですので、八方美人で困っているという人は是非ためしてみてください。
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まとめ
いかがでしたか。
3つの数、「物数」「手数」「人数」を減らすことで人生がよりシンプルになります。
簡単にまとめておきましょう。
物数を減らす
- 「もったいない」をやめる
- 「いつか使うだろう」をやめる
- 「とりあえずしまっておこう」をやめる
- 一日一つ、使っていないものを捨てて習慣にする
手数を減らす
- 誰か他の人(モノ)に頼んでしまう
- 判断する回数を少なくする
- 前倒しで行動する
人数を減らす
- 自分の結婚式に呼ぶか、呼ばないかのイメージで人間関係を定期的にみなおす
人生がシンプルになると幸せで幸運になる
自分の人生がシンプルになると、時間にも心にも余裕が生まれます。
そして余裕のある生活をすることで視野が広くなり、いろいろなことに目がいくようになります。
たとえば、道に咲いている花がきれいだな、電車内での赤ちゃんの笑顔に癒される、すれちがったイヌがかわいい、パン屋さんの香りがたまらない、空が青い、など。
小さなことに気づけるようになると、普段意識していなかったものを幸せに感じられるようになります。
これは心に余裕がなくては気づけない幸せです。
こうした小さな幸せを感じる生活が、人生での幸運な生活といえるでしょう。
今回紹介した方法は、誰でも簡単に実践できるものです。
是非一つずつ試してみて、自分の人生をシンプルにするヒントにしてください。
ちなみに、自分に大切で必要なものだけを選んで生きる考え方は「エッセンシャル思考」と呼ばれています。
もっと自分を優先していいんだ、という自分を大切にする基本を学ぶことができます。
以下の本が「エッセンシャル思考」についてとてもわかりやすく書かれていておすすめです。
こちらはマンガ版。活字を読むのに慣れていない方はこちらがおすすめ。
「物数」「手数」「人数」を上手にへらして、人生を豊かに、幸せにしていきましょう。
あなたに幸運が訪れますように。
人生をシンプルにする3つの「数」と、それらを減らす方法に気づけた。
わたしはなんて幸運なんだろう。
Lucky Rookie
Photo from Yuya Saito, Soikkoratamo, franchise opportunities, W3155Y, Diego Rizo / flickr
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