過去のどんなできごとも前向きにとらえるだけで幸せになることができます。
これは『幸運と成功の法則』(船井幸雄 著、グラフ社)を読んで学ぶことができました。
目次
過去の出来事を活かして感謝する
本書には以下のように書かれています。
過去にあったことで、それを振り返り、くよくよすることはやめよう。
現在進行中のことについても同様である。
ともかく、過ぎ去ったことはどんなことも肯定しよう。
そしてそれらは私にとってよかったことだと考え、感謝し、それらによって得たことを参考に、よい将来のあり方を考えよう。
(中略)
あれは必要で必然のことだった。結局、私のために必要だから経験させられたのだ。だから、良い方に活かせるはずだ。活かそう。そして感謝しよう。
(P.69-P.70 より)
著者は過去に大きな失敗を何度もしてきました。
しかし、あるときから、このように過去を振り返って後悔することをやめたら心がスッと軽くなり、不快な気分になることが無くなったのだそうです。
失敗や後悔からも学ぶことができる
どんなこともとらえ方次第で見え方が変わります。
もし過去に失敗と後悔を経験したことがあるのなら、それはもう変わらない事実です。
ならば、その事実をどのようにとらえるか。
たとえば、何か失敗したことがあっても
- 同じ失敗をしないように◯◯をするようにしよう
- 同じ失敗をしないように◯◯をしないようにしよう
という学びを得ることができるはず。
それだけでも一つの成長です。
その失敗はその学びを得て自分を成長させるためにあったんだと前向きに考えれば、どんな失敗も生産的なものに変わります。
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過去は振り返ってもいい。だけどそのままにはしない
わたしたちは人間ですから、過去を振り返ります。
過去を振り返るのはいいですが、振り返って終わりというのでは、また過去と同じ行動をしてしまいます。
特に失敗した思い出ならなおさらです。
過去は学びを得るためのもの。
過去に書かれた本や教科書は、先人たちの学びを振り返るためのものです。
それと同じように、失敗や後悔の記憶も学ぶために振り返りましょう。
そして行動を改善して、自分を成長させることができればその過去の出来事は決してムダではなかったことになります。
過去に失敗や後悔をするというのは、幸運なことだったんです。
なぜなら、自分を成長させる材料を手に入れたのですから。
少し苦い材料ですが、前向きにとらえて、過去のできごとを自分の人生に活用していきましょう。
過去の苦いできごとは自分を成長させる材料だったことに気づけた。
わたしはなんて幸運なんだろう。
Lucky Rookie
本書は経営コンサルティング会社大手のオーナーである著者が、敏腕コンサルタントとしての視座から成功や幸運をつかむための処世術を教えてくれる一冊です。
興味のある方は是非読んでみてください。
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