1000人以上を観察した結果、幸運な人は皆共通して「幸せとお金を引き寄せる13の方法」を実践していることが研究により明らかになっています。
これは『運とつきあう 幸せとお金を呼び込む13の方法』(マックス・ギュンター著、林康史 監訳、九内麻希 翻訳、日経BP社)を読んで学ぶことができました。
本書は運について20年以上にわたり研究している著者が、1000人をこえる人たちの人生を観察した結果得られた、運が良い人と悪い人にそれぞれ共通する法則をまとめた一冊。
今回は本書より運が良い人が皆実践している幸運になる13の方法を紹介します。
目次
幸運になる13の方法と習慣
著者のいう幸運になる13の方法とは以下のものです。
- 「運」と「計画」を区別する
- 「人の流れ」に飛び込む
- 小さなリスクをとって行動する
- 良いときの引き際をわきまえる
- 悪いときの引き際をわきまえる
- 人生の道を柔軟に選択する
- 「迷信」とつきあう
- 「最悪」を想定する
- 沈黙を守る
- 結果と原因を結びつける
- 不公平を受け入れる
- いくつも同時にこなす
- 「運命の相手」に出会う
運がいい人たちは意識的か無意識的か、これらのうち8個ほどを実践しているのだそうです。
逆に運が悪い人は実践しているものは1、2個ほど、あるいは不完全に実践しているとのこと。
それぞれ詳しくみていきましょう。
1. 「運」と「計画」を区別する
偶然の運と計画に沿った運を区別したほうがいいのだそうです。それぞれどう違うか。
「運」は、自分の人生の目的を実現するのに関係しない偶然のこと。
「計画」は、自分の人生の目的の実現に一歩前進できるような偶然、チャンスのこと。
常にアンテナを広げて、この幸運は自分の目的実現の利になるのか、そうではないのかを見分けるとチャンスを逃さないようになります。
2. 「人の流れ」に飛び込む
人は簡単には変わることはできません。では、どうすれば変わることができるでしょうか。
それは「環境を変える」ことです。
わたしたちは居心地がいいばかりにいつも同じ人と接してしまいます。
しかし、こういったコンフォートゾーンを抜け出さなくては変わることはできません。
お金持ちになりたければ、お金持ちがたくさんいるコミュニティを見つけて属することです。
そうすれば、その環境に合わせようと自分が努力することになり、人として変化、成長していくことができます。
3. 小さなリスクをとって行動する
一言で言えば、不安を感じながらも行動するということです。
たとえば、転職したいとき、恋愛のステージを一歩進めたいときなど、失敗したときの不安が頭をよぎるかもしれませんが、行動しないことには何も始まりません。
行動するには少なからずリスクが伴います。
ほんの少しでいいから、不安を抱えたまま行動してみましょう。
4. 良いときの引き際をわきまえる
勝っているとき、有利な状況のときというのは気持ちいいものです。
しかし、波は高い部分があれば低い部分もあります。
それと同じようにその状況は長くは続きません。
大きく勝とうとせず、勝っている段階で身を引くことを覚えてみましょう。
小さな勝利、小さな幸運を何回も積み重ねていくことで、良いスパイラルの中に入れます。
5. 悪いときの引き際をわきまえる
こちらは逆に負けているときの話です。
負けているときはなかなか身を引けないものです。
ヤケになってしまってはそのまま負けがかさんで大きなダメージを受けてしまいます。
負けているのは悔しいですが、ダメージは小さく抑える。
これも負のスパイラルから抜け出す賢い選択です。
6. 人生の道を柔軟に選択する
ときには偶然訪れた幸運に乗っかることも大切です。
思わぬ幸運「セレンディピティ」です。
たとえば役者になるという目標があったとします。
オーディションで役者としては不合格だったけれど、声優として別の仕事に推薦してくれるというとき、あなたならどうするでしょうか。
声優の道に進んだら、もしかしたら有名な声優として成功するかもしれません。
初志貫徹の精神も大切ですが、時には柔軟に人生を選択していくことで道が開けることもあります。
7. 「迷信」とつきあう
言霊、オーラ、エネルギー、霊など、超自然的なものや現象が世の中にはあります。
それらの全てを否定するのではなく、ある程度信じることで心にゆとりを持つことができます。
たとえば、野球選手がバッターボックスに入るときやラグビー選手がキックするときのルーティンワークといった「願がけ」などがこれにあたります。
幸運な人は自分の心を落ち着けるために、こういった迷信をある程度信じて活用しています。
8. 「最悪」を想定する
幸運な人は意外にも悲観的な人が多いのだそうです。
というのも、最悪の状況を想定しているからです。
悲観的ではありますが、悪い状況を想定してそれを回避するように行動しているので、結果的に大きな不運に見舞われなくなります。
自分の身を賢く守っているんですね。
9. 沈黙を守る
口は災いの元です。
自分のひょんな一言から状況が悪くなることはいろいろな場面でありえます。
必要以上のことは語らない。
おしゃべりな人にとっては苦痛かもしれませんが、たったのこれだけで、自分から不運な状況をつくりだすことがなくなります。
10. 結果と原因を結びつけて学ぶ
何か幸運なことがあったとき、原因と結果を結びつけて、同じことが再現できるように分析して学びます。
たとえば街で隠れ家的な良い店を偶然見つけたとき、なぜ見つけることができたのかと考えます。
「いつもと違う帰り道を歩いてみたから」ということが原因として考えられるなら、同じように違う道を歩くことでまた新しいステキな店を見つけることができるかもしれません。
こうして、幸運を再現していきます。
これは不運のときも同様です。
「なぜ不運に見舞われたんだろう」と、原因と結果を結びつけて、以降は同じことが再現されないように気をつけることで不運を回避することができます。
11. 不公平を受け入れる
世の中は不公平にできています。
たとえば生まれた家、家族、土地、財産など、自分ではどうしようもできないことが世の中にはたくさんあります。
これはもうどうしようもないことなので、受け入れるしかありません。
自分でどうにかできないものに時間をかけては時間をムダに使ってしまいます。
不公平な部分は受け入れ、自分でどうにかできる部分を探して、その部分を改善できるように努力するほうが生産的です。
12. いくつも同時にこなす
運がいい人はいくつもの挑戦を同時にしています。
仕事でキャリアを築くために同時にいろいろなことを勉強したり、体力をつけるために運動したり、外部のセミナーに参加したり、料理教室に行ったり。
それぞれをすることが楽しく、将来のことを考えるとワクワクするから同時にできるのです。
実際、かなり忙しくなりますが、それでも自分の成長を見据えてたゆまぬ努力を重ねています。
そうすることで、本業ではない部分の能力を評価されて大きなチャンスをつかむこともありますし、いざというとき人生の憂き目にあうリスクを減らすことにもつながります。
13. 「運命の相手」に出会う
人生の伴侶も確かにそうですが、ここでは自分が将来達成したいゴールを実現できる人を見つけるということです。
ただ、こればかりは「まったく思いがけなく」見つかることになるのだそう。
しかし、「人の流れに飛び込む」ことで運命の相手が見つかる確率がグンと上がります。
人と出会う数が多いほど、運命の人が見つかる、あるいは紹介してもらえる可能性は上がります。
ですから、自分の足で行動して、自分の目で見て、多くの人と出会っていくことが一番の近道です。
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13の方法の中から半分以上できていればいい
いかがでしたか。
今回紹介した幸せとお金を引き寄せる13の方法はすべて実践する必要はありません。
著者によれば、幸運な人は半分以上の7、8個を実践しているとのこと。
すべてを実践している人もいないようです。
これらの教訓は実際の運がいい人の人生を長年追って導き出した法則ですから、試してみる価値は多いにあります。
あなたが幸運を求めるなら、大きな不運に見舞われたくないなら、これら13の方法を一つずつして実践してみてください。
きっと人生が変わります。
幸せとお金を引き寄せる13の方法を学ぶことができた。
わたしはなんて幸運なんだろう。
Lucky Rookie
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