幸運を逃さないために、自分がイライラしたときの対処法を知っておくと役に立ちます。
これは『イライラや怒りをマネジメントしてツキと幸運を引き寄せる法』(武田和久 著、同文舘出版)を読んで学ぶことができました。
目次
怒っていると周りが見えなくなる
本書には以下のように書かれています。
怒りが増殖しているときは、怒りの対象に視線が集中するため、まずは瞳孔が大きく開き、さらには周囲のものが視線に入ってこなくなるという生理的な反応が起こります。
そうなると、視線はずっと「怒りを放出している対象をみつめたまま」になってしまいます。
(P.93 より)
感情が高ぶっているときは視界は怒りの対象に固定されます。
文字通り、怒りで周りが見えなくなっている状態です。
視界が変わると気持ちも変わる
そんなとき、自分が怒りに包まれていることに気づいて、上を見るように視線を変えることで、感情のコントロールができるようになるのだと著者は言います。
そこで、「上を見上げてみる」ということを意識して実行してみます。
すると、まずは怒りを放出している対象しか見えていなかった視界に、他のいろいろな風景が入ってくるようになります。
周囲のさまざまな情報を受け取ることで、生理的な反応の変化が起こります。
さらに、理性的な意識が目覚めることで、ネガティブな感情や気分も変化して、ポジティブな感情や気分に変わりやすくなります。
(P.94 より)
上を見るというシンプルな動作ですが、生理的な反応と心理的な作用をうまく取り入れて、感情をコントロールすることができます。
上を見ながらネガティブになれる人はいない
「上を見るだけで怒りが収まるのか?」と思うかもしれませんね。
そこで質問ですが、上を見ながら悲しんだり、悩んだり、怒っている人はいるでしょうか。
実際に、悲しんだり悩んだりするとき、人はうつむいて下を見たり、目を閉じたりすることが多いでしょう。
人は上を見上げながら、ネガティブな感情や気分になるのはむずかしいのです。
つまり、自分の感情がネガティブになっているときに上の方を見ることで、感情を心理的に安定させることができるのです。
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イラッとしたら意識して10cm上方を見上げよう
ちなみに、そんなに真上を見上げる必要はありません。
ほんの10cm見上げるだけでいいのです。
そうすることで、自分の視界に入ってくる風景が変わり、生理的反応と心理的反応に作用して、心を安定させることができます。
自分を客観的に見つめることはとても大切。
イライラして周囲が見えなくなってしまうと、普段気づけるような小さな幸せや幸運も見つけられなくなってしまいます。
心当たりのある人は今日から実践してみてください。
イライラはなるべく早く解消して、自分の幸せのためになる時間にしていきましょう。
イライラを解消する方法を学ぶことができた。
わたしはなんて幸運なんだろう。
Lucky Rookie
今回紹介した本書は怒りをコントロールする「アンガーマネジメント」について学べる一冊。
すべての怒りの原因である5つの要素を知って、自分の感情を上手くコントロールする方法を学ぶことができます。
興味がありましたら是非読んでみてください。
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