自分の見たものを実況中継して、感動を言葉で表現できるようになると、コミュニケーションが上手くなる上に、幸運に気づく洞察力がつきます。
これは『人生がキラキラ輝き出す幸運レッスン』(吉野奏美 著、KADOKAWA)を読んで学ぶことができました。
目次
感動を表現できるとコミュニケーションが上手くなる
本書には以下のように書かれています。
どうしたら印象が良い人になれるのか。
それは簡単です。
相手に「何を考えているのかわからない」という不安を与えないこと。
つまり、「きちんと自分の気持ちを言葉で表現することができる」ことなのです。
(中略)
そこで、コミュニケーションの第一歩をご紹介しましょう。
それは “感動を表現できる人になること” です。
(P.89 より)
感動を表現するってなかなか難しいです。
自分の気持ちがイマイチわからなかったり、相手の言葉に対してどう反応していいのかわからなかったり。
しかし、著者はコミュニケーションの基本は「自分の気持ちを言葉にすること」だと言っています。
そこで、誰でも簡単に自分の感動を言葉にできる方法が紹介されていました。
見えたものを実況中継するトレーニング
アナウンサーの研修でもある「見えたものを何でも実況中継してみる」ことが効果的なトレーニング法だと著者は言います。
ただし、難しく考えることは無く、本当に簡単なコメントでいいようです。たとえば、
「今日は天気が気持ちいいなあ」
「あ、キンモクセイが咲いている、香りが良いなあ」
「今日は日曜日だから道がすいてるなあ」
など、本当に簡単に短くその場面の感想を言うだけです。
しかしこのトレーニング、簡単ですが驚くべき効果があります。
見たものを実況中継しているとコミュニケーション能力がアップする
はじめは簡単なものを実況中継するだけですが、しだいに細かいものにまで目が及ぶようになります。
たとえば、話している相手のちょっとしたしぐさだったり、アクセサリーがいつもと違ったり、髪型が変わっていたり、ということに気づくようになります。
普段から無意識に目に入るものを意識するトレーニングをしているため、観察力や洞察力が身に付くんですね。
これによって、コミュニケーション能力がアップして良好な人間関係を築けるようになります。
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さらに、小さな幸運にも気づけるようになる
観察力や洞察力が増すことで、小さな幸運や幸せに気づくことができるようになります。
小さな幸運は実は身の回りにあふれていて、無意識に通り過ぎてしまうことがほとんどです。
たとえば数字のゾロ目を見つけたり、レストランで奥のゆったりできる席に案内されたり、スーパーの店員さんが優しかったり。
見たものを実況中継するトレーニングは「無意識」を「意識」するトレーニングです。
これによって、今までは通り過ぎていた小さな幸運や幸せにあらためて目が向いて、実はラッキーなことだったんだと気づくことができるようになり、幸運に気づく回数も増えていきます。
そうやって幸運が訪れるのを待つ状態から、自分から幸運を見つけられる状態に成長することができるのです。
簡単なトレーニングなのに、すごい効果ですね!
見たものを実況中継する、「感動を言葉にする」トレーニングは誰にでも簡単にできます。
また、コミュニケーション力がアップして、幸運も見つけられるようになるトレーニングです。
さっそく実践して、幸運を見つけられるようになりましょう!
見たものを実況中継するトレーニングで幸運を見つけられるようになることを学べた。
わたしはなんて幸運なんだろう。
Lucky Rookie
今回紹介した本書は、具体的なカウンセリング手法を用いて思考と行動の両方を変えて幸運体質になるノウハウを学ぶことができる一冊です。
クヨクヨしたときの3行日記、セルフイメージをアップさせる方法、叶えたい目標リスト作成などが紹介されており、実際につくりながら読み進めることができます。
興味がありましたら是非読んでみてください。
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