相手に合わせて演技して良好な関係を築くのも幸運になるためには必要です。
これは『運がいい人のシンプルな習慣』(あいはら友子 著、ビジネス社)を読んで学ぶことができました。
目次
良好な関係を築くためには演技をすることも必要
本書には以下のように書かれています。
相手とあなたにはもともと距離があります。
その距離を縮めようと思うのなら、どちらかが歩み寄るしかないのです。
相手があなたといい関係を築こうとして歩み寄ってくれるなら別ですが、相性のよくない相手にはあなたから歩み寄らなければいつまでたっても関係がよくなることはありません。
だからこそあなたが「相手が気に入るようなあなた」を演じることで関係を改善していくしかないのです。
(P.97 より)
著者は女優としての人生経験から、演技が人間関係には欠かせないと言っています。
女優人生を送りながらいろいろな人と付き合ってきた中で、苦手な人も少なからずいたでしょう。
そんなときは、自分から歩み寄ることで少しでも良好な関係をつくろうと努めていたのだそうです。
演技をするときの2つのポイント
とはいえ、女優ならまだしも、素人の一般人が演技をするのは難しいもの。
そこで著者は演技をするときの2つのポイントを教えてくれています。
1. ホメる
まずは相手をホメて気分をよくさせます。
これは相手を「肯定する」ことになりますね。
自分の意見を肯定してくれた相手は気分がよくなりますから、心理的な距離が縮まります。
基本的には相手を肯定して、あなたの意見を受け入れている、あなたの味方だという印象を持ってもらうようにしましょう。
2. 相手に合わせる
次に相手に合わせます。
これは相手に「共感する」ために行います。
人間は相手の意見が心に刺さり共感しているときに親近感を感じるものです。
「確かにそうですね」「それは大変でしたね」「その気持ち、わかります」など、相手に共感してあげることで、自分は味方だという印象を持ってもらうようにしましょう。
この「ホメる」と「相手に合わせる」の2つのポイントを押さえておくことで、相手の気分をよくして距離を縮めて、苦手な相手とも関係を続けていくことができます。
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「スナックのママ」をイメージしよう
今回紹介した処世術を実践するときのイメージは「スナックのママ」です。
お客さんをほめて気分をよくしてあげるとともに、「そうですねー」と話を聞いて共感してあげる。
そしていい雰囲気をつくりつつ、相手に服従するわけではなく心はしっかりと持っているという状態。
この付かず離れずの心の状態をキープすることで、苦手な相手とも上手く付き合っていくことができます。
幸運の多くは人からもたらされるもの。
お土産をもらえる、ステキな人を紹介してもらえる、イベントに誘ってもらえるなど、思わぬラッキーは良好な関係から生まれます。
今回学んだ処世術を実践して、時には演技をして苦手な人とも良好な関係を築いて、幸運が舞い込む環境を整えていきましょう。
相手をホメて共感することで、苦手な人とも付き合えることに気づけた。
わたしはなんて幸運なんだろう。
Lucky Rookie
本書は著者が女優として、また投資家として得た学びから幸運になる習慣を教えてくれる一冊。
実際に手紙で受けた相談を取り上げたりしているので、現実的なアドバイスを学ぶことができます。
興味のある方は是非読んでみてください。
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