嫌いな相手を許して上手に付き合うための3つの心得

強運に生きる女神のたしなみ

メンターのような心を持つことで、相手を許すことができるようになり、心にゆとりが生まれて小さな幸運や幸せを見つけることができるようになります。

 

これは強運に生きる女神のたしなみ(天宮玲桜 著、かんき出版)を読んで学ぶことができました。

目次

メンターとは

メンターとは、様々な場面で心の支えになってくれるような存在のことです。

辛いときに気兼ねなく相談できる人、ただ親身になって話を聴いてくれる人、人生の悩み相談を受けてくれる人など、自分が心から信頼している人のことを指します。

たとえば、両親、親友、保健室の先生、会社のメンター、カウンセラーといった人たちです。

 

相手を許すことからすべては始まる

自分が放った矢は、ブーメランのように自分に戻ってきてしまいます。

だから、相手に傷つけられたからといって、ここぞとばかりに自分も相手を傷つけるようなことを言って応戦するのは無意味ですし、逆効果。

その言葉の矢、思いの矢は、いつかまたべつの誰かから言葉の矢となってあなたに向けられるのですから。

だからこそ、お互いにお互いを許し合いましょう。

相手を許すことは、すなわち、自分を許すことにもつながるのです。

(P.18-P.19 より)

人を許すことはとても難しいことです。

相手が悪いこともありますし、自分に非がないことだってたくさんあります。

そんなときは、いったん心を落ち着かせて「メンター3原則」の心をもって相手と接すると心が楽になると著者は言います。

 

相手を許すための心構え「メンター3原則」

「メンター3原則」とは、誰かの相談に乗るときなどに著者が大切にしている3つの約束ごとです。

その3つの約束とは、

  • 責めない
  • 否定しない
  • 変えようとしない

です。

これらを意識するだけで、心を落ち着かせることができ、お互いを許し合える環境を整えることができます。

それぞれどういう意味か見ていきましょう。

 

責めない

「あなたに責任がある」と、相手を責めてしまうとお互いが不快な感情に包まれて、そのあとますます関係が悪化してしまいます。

このとき、「◯◯してよ」と指示をしてしまうと相手は身構えて反抗的になってしまいます。

何かしらを押し付けるなど「指示」するのではなく、「ほめる」ことを試してみてください。

人は命令されると嫌な気分になりますが、ほめられて嫌な気分になる人はいません。

たとえば、気を使って欲しいときは「気をつけてよね」と言うのではなく「よく気がつくよね」と言ってみる。

優しくしてほしいときは「優しくしてよ」ではなく「あなたって優しいね」と言ってみる。

他人から見れば足りていなくても、本人は本人なりに一生懸命がんばっていたんです。

そこを認めてあげることで、相手は嬉しくなって毒気を抜かれて心が落ち着き、というかむしろ喜び、以後の行動を気をつけるようになります。

 

否定しない

「だからダメなんだよ」とか「でも、悪いのはあなたでしょ」などと相手を否定するのはよくありません。

自分でもわかると思いますが、否定されるとムカッときます。

言い方を否定から「肯定」に変えて、丁寧に伝えるようにすればムカッとさせずに自分の意見を伝えられます。

たとえば、

「あなたはがんばっている。でも、ここを直さないとダメだ」

というのを

「あなたはがんばっている。だから、ここを直すともっと良くなるよ」

のように、先ほどの「ほめる」ことと合わせて「肯定」すると、相手の気持ちを尊重した上で自分の意見を伝えることができるので効果的です。

 

変えようとしない

まず、他人を変えることはできません。

自分から変わりたいと思わないことには、人は変わることはありません。

自分の理想に合わせてムリに相手を変えようとするとひずみが生じてしまいます。

ですので、相手を変えようとする前に「今の相手を受け入れる」ことに集中してみてください。

そもそも人として、一個人として別々の存在なのですから、同じであるはずがないんです。

相手には相手の、自分には自分の持って生まれたものや積み重ねてきたものがあります。

その部分を理解して、相手を変えようとせず受け入れて、まずは自分が変わってみてください。

努力して変わろうとしているあなたの姿を見た相手は共感し、「自分も変わらなくては」と思い自分から行動するようになります。

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相手をほめて、肯定して、受け入れる

「メンター三原則」は、相手を許すための心構えです。

わたしとしては「◯◯しない」といった否定のかたちでものごとを伝えるよりも、肯定文で伝えた方が効果的だと考えていますので、著者のメンター三原則を以下のように少し変えさせてもらいます。

  • 責めずに、ほめる
  • 否定せずに、肯定する
  • 変えようとせずに、受け入れる

 

人を許す行為はとても崇高なものです。

許せるというだけで心の器が大きく、余裕があるということになります。

許せる状態は心が安定している状態。

そんな状態は幸運です。

現代のストレス社会では、心に余裕がなくなってしまいますから。

 

今回紹介したほめる、肯定する、受け入れるという「メンター三原則・改」を実践していただき、心にゆとりを持って、小さな幸運や幸せを見つけられるようになりましょう。

 

相手を許すための心構えを学ぶことができた。

わたしはなんて幸運なんだろう。

Lucky Rookie


 

今回紹介した本書の著者は「女神塾」主宰、日本メンターアカデミー理事長として2万人をカウンセリングしてきた方。

多くの相談者を通して学んだ経験から、女性が美しくあるがままに生きるための44のコツを教えてくれます。

興味がありましたら是非読んでみてください。

強運に生きる女神のたしなみ

 

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