ラストラブレター(遺書)を書いてみると、家族の大切さや今の生活のありがたみを改めて知ることができます。
これは『死ぬ気で行動する人にだけ運は必ず味方する』(早川勝 著、かんき出版)を読んで学ぶことができました。
目次
ラストラブレター(遺書)を書くと、今の生活のありがたみを感じることができる
本書の著者は毎年元旦に家族に向けてラストラブレター(遺書)をこっそり書いているのだそうです。
私は、遺書を書く。
「明日の死=残された時間」を意識して手紙を書いてみると、家族と寄り添って生きていく喜びこそが、何よりも自分の人生を充実させていることに改めて気づかされるからだ。
そして、思いがけない「幸運」という天からの贈り物が届くからである。
(中略)
遺書を書くことで、今こうして、“生かされていること” が何よりも「天からの贈り物」であることに気づかされる。
幸運とは探し求めるものではなく、目の前にある幸運に気づくことだと思い知らされるのだ。
(P.154-P.156 より)
これは自ら命を絶とうとか遺産相続のために書いているのではなく、今の自分の生活や家族のありがたみを感じる習慣として書いているのだそうです。
明日自分がこの世からいなくなるとしたら家族にどんなメッセージを書くだろうか、そんな気持をリアルに思い描くことで、自分の家族に対する気持ちを改めて知ることができるのだと言います。
生命保険会社のセールスマンだった著者らしい、非常に斬新な方法ですね。
平凡な日常のありがたみは気づきにくい
わたしたちは何気なく毎日を過ごしていますが、この平凡な毎日は実はとてつもなく幸運なことです。
なぜなら、無事に一日を終えることができているから。
運が悪ければ、天災やふとした事故に巻き込まれて大けがをしたり命を落としたりすることもありえる世の中です。
そして、自分と一緒にいるパートナーや家族も無事に生活している。
考えてみればそれだけでも幸運なんですよね。
しかし、こういった幸運というのは当たり前のように感じるので、なかなか気づくことはできません。
ラストラブレター(遺書)を書くと自分の本当の気持ちに気づける
そこで、自分がこの世を去ることを意識して、その気持を言語化・文章化することで、平凡な日常のありがたみを再確認することができます。
「今までこんな楽しかったことがあったな」
「家族みんなで幸せに過ごしてほしいな」
「もっとたくさん話しておけばよかったな」
「もっと親孝行しておけばよかった」
「もっといろいろなことにチャレンジしておけばよかったな」
「今まで愛してくれてありがとう」
こうしてラストラブレター(遺書)を書いて自分の気持ちに気づくと、それからの行動を変えることができます。
家族への後悔が多いようなら家族を大切にしたり、親孝行が足りないと思ったらこれから親と会う回数を増やしたり、新しいチャレンジを増やしたりすることができます。
こうすることで、人生を後悔なく実のりあるものに変えていくことができるのです。
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年に一度の習慣としてラストラブレター(遺書)を書いてみよう
著者は毎年元旦に振り返り、内容を書き換えて更新しているのだとか。
なるほど、一年に一度の儀式としておけば、定期的に今の人生のありがたみを感じることができますね。
ラストラブレター(遺書)を書くなんて縁起が悪いと思うかもしれませんが、書いてみると自分の本当の気持に気づくことができます。
わたしも実際に書いてみたのですが、家族への感謝の気持ちを文字として綴るだけで幸せな気持ちになれました。
家族への感謝を言葉や文字にするという機会はなかなかありませんから、ラストラブレター(遺書)を書くというのはとても良い習慣だと感じます。
一度実践してみてはいかがでしょうか。
ラストラブレター(遺書)を書くことで、今の人生のありがたみを感じることができると気づけた。
わたしはなんて幸運なんだろう。
Lucky Rookie
本書は生命保険会社の敏腕トップセールスマンであった著者が、多くの人とかかわってきた中で感じた良好な人間関係のつくり方を教えてくれる一冊。
タイトルにもあるとおり、死ぬ気で行動することで成功や幸運を手に入れてきた著者の貴重な人生訓を学ぶことができます。
興味がありましたら是非読んでみてください。
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