毎日ウソをつくことなくシンプルに過ごしていくことは幸運になるためには欠かせません。
これは『松下幸之助発言集ベストセレクション〈第8巻〉強運なくして成功なし』(松下幸之助 著、PHP研究所)を読んで学ぶことができました。
目次
松下幸之助流、人との付き合い方
本書には以下のように書かれています。
ものごとを簡単に見るしかし、まあ私は、非常に平易にものを見る、むずかしくものを見ないように、自分でいつも心がけているんです。
(中略)
ですから、早くいえば、きわめて簡単に世の中を見るということになるわけです。
簡単に見るということがいいか悪いかはともかく、私自身はそうしているんです。
人によっていろいろありますから、その人その人の特色にもとづいておやりになったらいいんでありますが、私自身はいま申しましたような考えで、素直にものを見ていく、平易にものを見ていく、駆け引きもなんにもない。
ありのままの姿を見ていただくように心がけています。
要するにいつもウソがないつもりで話をするんです。
(P.161-P.162 より)
商談でも駆け引きをせず、いつも素直な気持ちでシンプルにものごとを考えながら生きることを著者は実践してきたと言います。
松下幸之助の3つの人生哲学
人生を生きる上で、大企業を経営していく上で、著者は3つのことを実践してきました。
それは
- 素直にものを見ていく
- シンプルにものを見ていく
- 駆け引きせず誠実でいる
です。
それぞれどのような意味があるのか見ていきましょう。
素直にものを見ていく
疑念をもたず、まず見たものをそのとおりに受け入れます。
「怪しい人だな」「それって本当?」など、疑いの目で人や物事を見ていると、気持ちが歪んでしまうし一緒にいる人もいい気はしなくなってしまいます。
コミュニケーションの基本として、まずは素直にその人の良いところも悪いところも受け入れてみましょう。
シンプルにものを見ていく
できるだけ物事を簡単にとらえるようにします。
悩みがあったとき、難しく考えすぎていることが原因だったりしますね。
できるだけ単純化させて物事をとらえるようにすると、自分としてもわかりやすくなり、解決策も見つかりやすくなります。
駆け引きせず誠実でいる
駆け引きをするということは、損得感情がからんできます。
一方的に得するか損するか、勝ちか負けかの感情は、利己的になりやすくなるため控えているとのこと。
できるだけお互いが満足できるように誠実でいつづけることで、人からの信頼を得ることができるようになります。
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松下幸之助の3つの人生哲学を実践してみよう
幸運とは、人からもたらされることがほとんどです。
思わぬサプライズでプレゼントをもらえたり、パーティに招待されたり、ステキな人を紹介してもらえたり、大きな仕事をもらえたり。
こうした自分にとって幸運なできごとは良い対人関係から生まれます。
人間関係は良いに越したことはありません。
今回紹介した3つの人生哲学は、かの有名な松下幸之助が実践していたもの。
すでに結果の出ている方法ですから、素直に受け取って信じて自分の生活に取り入れてみてください。
素直、シンプル、誠実の精神を取り入れることで、人とのコミュニケーションが上手くなることを学べた。
わたしはなんて幸運なんだろう。
Lucky Rookie
今回紹介した本書は日本を代表する有名な経営者、松下幸之助の様々な講演会でのことばをまとめた一冊。
講演会のことばをそのまま文字に書き起こしているため、その場で話を聴いているような臨場感を感じながら、その人生哲学を学ぶことができます。
興味がありましたら是非読んでみてください。
松下幸之助発言集ベストセレクション〈第8巻〉強運なくして成功なし
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