幸運な人は自分の直感を信じており、さまざまな経験を通して自分の直感を鍛えています。
これは『ネガティブな人ほど運がいい!?』(メンタリストDaiGo 著、KKベストセラーズ)を読んで学ぶことができました。
目次
直感の正体は「過去の経験」
本書には以下のように書かれています。
本当の直感とは何か。
直感とは、それまでに蓄積された「経験」というデータベースにアクセスして、一瞬のうちに脳がはじき出したものです。
つまり、単なる願望によるものではなく、本当の直感力を鍛えたいのであれば、データベースを増やせばいいということになります。
それは要するにたくさん経験を積むということです。
経験が豊富になればなるほど、直感もより正確になる。
(P.70 より)
直感の正体は、過去の経験から脳が超高速で導き出した答えなのだと著者は言います。
初対面の人にも直感は働く
初対面の人と話す前に外見をパッと見て、どんな印象を持つでしょうか。
身長が高い、頭が良さそう、優しそう、怒りっぽそう、無口そう、お金持ちそう、いいところの育ちっぽそうなど、いろいろな印象をもつでしょう。
そのときに何となく感じた印象は直感的なものですね。
実はそう感じたのは、過去の自分が出会ってきた人たちのデータベースから、脳が「この人は◯◯そうだな」と印象を瞬時に導き出した結果なのです。
直感力を鍛えるには経験を重ねる
直感は自分の経験したことから脳が瞬時に処理したものならば、経験を増やすことで直感力はより正確になることになります。
人との交流、様々なアクティビティ、スポーツ、食べ物、新しい土地、テクノロジーなど、多くの刺激を受けて経験を増やすことでデータベースがどんどん広がり、直感を感じるときの精度を上げてくれます。
これはたとえば、
- 銀座の高級クラブのママの人を見る目
- 漁港でマグロの質を見る漁師さんの目
- 骨董品を鑑定する人の目
など、パッと見ただけでそのものの質を判断できる熟練された人を考えれば納得できるでしょう。
ですから、直感を鍛えたいのであれば、臆せずいろいろなことに挑戦してみてください。
経験を重ねてデータベースを大きくするのが、直感を鍛える一番の早道になるのです。
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直感を鍛えると運がよくなる
生き物は身の危険を察知することに優れています。
「この人はなんだか危険な匂いがする」
「この道は通るのは危険な気がする」
といった具合に、直感が鍛えられることで身の危険を回避して不運を避けることができます。
もちろん、運がいい方にも働きます。
たとえば初めていくレストランで美味しいメニューを選ぶとき、ショッピングセンターで服の色を選ぶとき、散歩の道を選ぶときなど、直感がいいタイミングではたらいて思わぬラッキーを見つけることができるでしょう。
いろいろなチャレンジをして、たくさん経験をして、直感力を磨いてみてください。
そうすることで、不運を回避して、幸運への嗅覚を鋭くすることができます。
多くの経験によって直感力を鍛えられることを学ぶことができた。
わたしはなんて幸運なんだろう。
Lucky Rookie
本書はメンタリストであり様々なメディアでも活躍している著者が、自身の得意とする心理学の視点から、運がよくなる行動術を教えてくれる一冊。
どのテーマも論理的に語られており、根拠もわかりやすく提示してくれているため、「なるほど!」とすんなり頭の中に学びが入ってきます。
興味がありましたら是非読んでみてください。
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