こんにちは、LuckyRookie です。
コミュニケーションは「伝える」ことよりも「伝わる」ことではじめて意味を成します。
そんなコミュニケーションの問題解決をするプロフェッショナルとして活躍している、株式会社インターリテラシー代表取締役ファウンダーである杉山大輔氏にこの度インタビューさせていただき、幸運になるためのヒントを伺いました。
目次 杉山大輔氏 プロフィール株式会社インターリテラシー代表取締役ファウンダー/CEO/ビジネスプロデューサー。 東京都生まれ、ニューヨーク育ち。慶應義塾大学総合政策学部卒業。慶應義塾大学大学院経営管理研究科修了(MBA取得)。大学1年の時に教育コンサルティング会社を立ち上げる。コミュニケーション問題の解決をはかる株式会社インターリテラシーを設立。 『脱米論』(財)公共政策調査会主催、読売新聞社後援「“21世紀においてあるべきわが国のかたち”をいかに考えるか」優秀賞受賞。『守破離』 日本貿易会主催「ジャパンブランドの可能性」第2回日本貿易会賞優秀賞受賞。東京マラソン、那覇マラソン、ホノルルマラソン完走。 (杉山大輔氏オフィシャルサイト より) |
結局、世の中は「動くか」「動かないか」
「私の哲学」を通して、世の中で活躍している人にたくさん会ってきましたが、活躍する人に共通しているのは、皆「DOER(行動する人)」であるということです。
ここであなたにシンプルな質問をさせてください。
カラスが高い木の上の巣に4羽いて、そのうち1羽が「オレはココから飛び降りてやるぜ!」と決心しました。
さて、今巣の上にカラスは何羽いるでしょうか。
答えは3羽?
いいえ違います。4羽です。
要するに、決心して終わりになってしまっている人が世の中にはすごく多いんです。「やる!」と決心したときに「やった」と思ってしまうんです。でも、結局はまだ飛び降りていない。
「決心」と「行動」は違います。
決心したら行動が完了したと思うのは間違いで、それに気づかず行動していない人が多い。
実際に動くということがすごく大事なことなんです。
ゴールを決めて逆算して動こう
もう一つ質問です。あなたは自分がラッキーだと思いますか?
かの松下幸之助は採用面接で同じ質問を就活生に投げかけて、「自分は運がいいです!」という人を採用していたそうです。
何ごとも前向きにとらえることができる人は、受け身ではないので自分から行動できる人になる。だから採用面接で重視していたんですね。
幸運になるために、いいことをしようとすることも確かに大事ですが、「何を求めて行動するか」を最も意識しなければいけません。
いつまでに◯◯を実現する、とゴールを決める。そのためにどう行動するのか逆算して、それに向かって能動的に動く。この逆算的思考が大事です。
本を読んで良質なインプットとアウトプットをしよう
自分がゴールを設定したらさあ行動しようと思う、けれどもどうすればいいか分からない。そんなときは良質なインプットをしてください。特に本をたくさん読むことはオススメです。
同じ種類の本をたくさん読んでいると、似通った内容や傾向が見えてくるようになってきます。そうすれば本に書かれているよい共通点をとらえて成功体験をマネできるようになりますね。
本をたくさん読むことで成功への共通項が見えてくる。それをマネすることで習慣化につながる。ここで行動・実践(アウトプット)ができるわけです。
You are what you read.(読んでいるものがあなたになる)という言葉もあるように、先人の教えをまずはマネして自分のものにすることから始めてみてください。
ちなみに気をつけてほしいのは、インプットとアウトプットのバランス。
インプットしすぎると知識がつっかえてしまうし、アウトプットしすぎると今度はネタがなくなる。自分の適性をみながらインプットとアウトプットのバランスを考えていくことが継続のコツですよ。
さらに、本の著者に会ってみよう
また、自分が感銘を受けて話を聴きたいと思う著者に会うこともオススメです。
なぜ著者と会うのがいいかというと、まず自分が会いたい人に会うわけですから、能動的に多くを吸収することができます。
また、お会いするためにはそれなりに準備が必要になりますね。いつやるか、何を質問するか、写真のチェック、原稿の共有、など。こうした何回にもおよぶやりとりを通して親しくなれるんです。
そして、準備をして会い、それを記事といった形でアウトプットするなど、次の行動につながっていくんです。
実際、わたしは自分で読んできた本の著者にたくさんお会いしてきました。話から得られた新しい情報はすぐに取り入れて実践しています。
見える形の継続はあなたの資産になり信用になる
わたしがしているアウトプットの一つが「私の哲学」です。
なぜ継続しているのかというと、価値あるお話を自分一人のものにしておくのはもったいないと思ったからです。
「私の哲学」を10年以上続けてきて、インタビューした人は今では50人を超えました。このコーナーはわたしが編集長として続けているので途切れることはありません。
アウトプットは蓄積されることで自分の宝になります。一過性のものはあまりよくなくて、続けられるものを見つけることがすごく大切です。
たとえば、こうした記事がインターネット上で目に見える形になっていると、誰かに見てもらえたとき、「この人は記事の編集ができるんだ」ということがわかってもらえますね。そうすると読んでくれた人から編集の新しい仕事などが来るようにもなる。
このように、一つのことを見える形でどれだけ継続しているかが大事。それが自分の資産になり、信用にもなり、一番の説得力になるんです。
長く継続するなら「見返りを求めない」
「私の哲学」は、わたしのわがまま企画として続けてきました。
更新は不定期でわたしが本当にお会いしたいと思った方からお話を伺っています。というのも、定期的な更新にするとお話を聞く方を探したり、締め切りに追われたりすることに消耗してクオリティが下がってしまうためです。
それにしてもなぜこれで10年以上も継続することができたのか。
それは、見返りを求めていないからです。
何かの仕事につながればいいとは思っていません。わたしが本当に会いたい人だけに会うし、ちゃんと会って話したいし、価値ある形で発信したいとシンプルに思っているだけ。もちろんお金はいただいていません。だからわたしの「わがまま企画」。
社長として会社を経営していると自分より上の人がいませんよね。だから外部のほかの経営者から学びを得る場にしたいだけなんです。
「準備」と「機会」の核融合によってラッキーは起こる
わたしは、幸運は狙って起こすものではなく、「準備」と「機会」が重なった時に起こるものだと考えています。
たとえば、占いで「あなたは3年後運がよくなります」と言われたとき、2通りの人がいます。自分は運気がよくなると思ったまま3年後を待つ人と、3年後に向けて努力する人です。この場合、努力した分だけ3年後のリターンが大きくなります。
普通に過ごしていても多少なりともラッキーは出てくるとは思いますが、努力することによって、自分が得られる成果、期待される結果を最大化することができると考えています。
そのためには何よりも「行動し続けること」、これ一点です。
ジャンケンとおなじです。ジャンケンもやり続ければいつかは勝てる。でもみんな負けたらそこでやめてしまうんですよ。けれどそこで挑戦し続けた人が、勝てる。そして数を増やすことで勝てる回数も少しずつ増えていく。
行動量を増やして準備していれば、機会と重なる可能性は必然的に高くなります。
どれだけ数をこなしているか、「行動量」をとにかく増やせるか、が大事です。
朝食を食べて、朝に運動しよう
あと、わたしが日頃行っている幸運になる方法は、朝食をたべて運動を取り入れるということ。
特に運動することは大切です。毎週トレーニングジムにも行っていますし、今ではボクシングジムにも通って体を鍛えています。
これは健康につながるし、医学的にも効果は証明されています。規則正しい生活ができるというのもありますね。
運動もしっかりしてください。
人と比較せず、自分を磨き続けろ!
これからは自分の個性を磨かなくてはいけません。
人のことをすごいなと思うことはいいですが、自分のことをダメだなと思うのは間違い。
人は人、自分は自分。比較しちゃいけません。
コピーをつくろうとしているわけではないんですから。
無理して他人と違うことをする必要もありません。
もうすでに違う人なんですから。
その時点で人と違うことはできているんです。
あとは、それを継続させること。
継続できること、それがあなたにできて他人にはできないことなんですよ。
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おわりに
今回インタビューさせていただき、特に印象的だったのは、わたしのブログについてアドバイスをくださっていた時の杉山氏の目の輝き。次から次に湧き出てくるアイデアを本当に楽しそうに語って、声のトーンも上がり、躍動感もあり、問題解決を心から楽しんでいるということが伝わってきました。
何よりもまず行動。準備をして行動していれば幸運はあとからついてくるんですね。今回のインタビューで自分にできていなかった課題をはっきりさせることができました。
もし杉山氏の著書をまだお読みではない方は是非読んでみてください。
行動せずにはいられなくなりますよ!
杉山大輔氏 著書
『行動する勇気』(杉山大輔 著、フォレスト出版)
『運を動かせ』(杉山大輔 著、ディスカヴァー・トゥエンティワン)
杉山大輔氏へ
この度は貴重なお時間をくださり、本当にありがとうございました。インタビューは初めてたったので、至らなかった点があったかもしれませんがご容赦いただけますと幸いです。
インタビューを通して、杉山氏の一言一言が心に刺さりました。
特に、わたしのリサーチ力や思考力不足に関して「Lucky Rookieさん、それはダメだよ、しょぼいよ!」と一喝いただいたことは、一生忘れられない学びになりました。率直にご指摘くださりありがとうございました!
(杉山氏は決して怖い方ではありません。誤解なきよう。)
今後、わたしも準備力を磨いてチャンスを逃さないように行動していきます!
本当にありがとうございました!
最後に、杉山氏からいただいた言葉で締めくくらせていただきます。
You can do it! Never give up!
「きみならできる!決してあきらめるな!」
Move your ass!
「さあ動こう!」
この度は貴重なお時間をくださり、本当にありがとうございました。
2017年3月 株式会社インターリテラシーオフィスにて
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