不運に見舞われたときに「不運な状況だからこそできる」と思うことで人生ポジティブにできます。
これは『ラッキーになれる習慣 僕がいつも〝ツイてる〟理由』(武田双雲 著、清流出版)を読んで学ぶことができました。
今回は本書より、不運なときに考えたい「だからこそできる」の精神を学びましたので紹介します。
目次
不運なときに「だからこそできる」と思う
著者は自分が不幸だと嘆きそうになったときには「だからこそできる」と、今の状況を前向きに見つめてほしいと言います。
僕のある本のタイトルは『だからこそできること』(主婦の友社)というんですけど、これって、自分のすべてを受け入れる「魔法の言葉」なんですよ。
「◯◯だからこそできること」、たとえば、失敗したからこそできること、不器用だからこそできること、年老いてきたからこそできること・・・・・・。
ほら、ここに続く言葉って、どんな言葉をもってきても、何でもポジティブに変換できてしまうでしょう。
(中略)
自分の不運を嘆きそうになったら、ぜひ、このあとに続く言葉を考えてみてください。
「お金がないからこそ、節約料理が上手になった」「仕事で挫折したからこそ、家族の温かさがわかった」「失恋したからこそ、新しい自分に生まれ変われた」など、不運の陰に隠れて、今まで気づかなかったラッキーな出来事もたくさん見えてくるはずです。
(P.74-P.75 より)
この一節を読んで、ああ、確かにその通りだと気づかされました。
わたしは心を崩したからこそ多くを得ることができた
思い返してみると、わたしは心を崩してからいろいろなものを失いましたが、いろいろなものを得ていました。
「心を崩したからこそ、健康のありがたみがわかった」
「心を崩したからこそ、お金のありがたみがわかった」
「心を崩したからこそ、家族や友達の大切さがわかった」
「心を崩したからこそ、幸せや幸運について考えるようになった」
「心を崩したからこそ、このブログを始めてラッキーな日々を送れるようになった」
「◯◯だからこそ」という言葉はたしかに魔法の言葉でした。
この言葉を考えるだけで、今の悲観的な状況が救われる明るいものになるようです。
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無理にポジティブになる必要は無い
ただ、著者はこうも言っています。
ただし、こういうときに危険なのは「無理ポジ」です。
無理にプラスに転じようとすると、かなり陰の部分を生んでしまいます。不運な状態が続いているときは、一生懸命ポジティブになろうとしても、表向きの自分と本音の部分がせめぎあっている。
そこまでして無理に「自分はラッキーだ」とは思い込まないことが大切です。
ごく自然に、そのやっかいな波が通り過ぎるのを待つといいでしょう。
(P.206 より)
辛いことが続くときは、無理にポジティブにならずに、時間が解決してくれるのを待つのも手。
無理はせず、心が落ち着いてきたら少しずつ自分の状況と向き合って、前向きになれる部分を探していくことも大切なようです。
不運は不運、辛いことは辛いことと受け止めた上で、心に余裕ができてきたら少しずつ自分の状況を見つめていく。
そして「だからこそできる」の精神で隠れている幸運に気づいていく。
これからの人生を生きていく上で大切な処世術を学ぶことができました。
不幸や逆境を前向きにとらえる魔法の言葉「だからこそできる」を知ることができた。
わたしはなんて幸運なんだろう。
Lucky Rookie
今回紹介した本書はNHK大河ドラマ「天地人」や映画「北の零年」などの題字をてがけた人気書道家の著者が書いた一冊。
著者の体験を通して得られた幸運になるために欠かせない習慣を学ぶことができます。
興味がありましたら是非読んでみてください。
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