プロ意識をもって目の前の自分の仕事に集中すると、人間関係が良好になり幸運が舞い込みやすくなります。
これは『楽しんで運がよくなる小さな習慣: 心と頭の上手な使い方、教えます!』(さとうやすゆき 著、三笠書房)を読んで学ぶことができました。
目次
人間関係にこだわるよりも目の前の仕事に集中してみる
本書には以下のように書かれています。
世の中のすべては、人間関係で成り立っているといえます。
人間関係がよくなければ、当然、運もお金もいい仕事もその人のところにはやってきません。
(中略)
人間関係をよくしようと思うなら、人間関係そのものにあまりこだわらず、やるべきことに集中しましょう。
そのことによって、結果的に調和が生まれてきますから。
(P.110-P.112 より)
仕事をする上で人間関係は良いに越したことはありません。
もし、職場に苦手な人がいるなら、人間関係をよくする手段として目の前の仕事に集中してみてほしいと著者は言います。
職場の人間関係がうまくいかないワケ
今の職場の上司や同僚、取引先の人との関係がぎくしゃくしていてあまりよくないとしたら、自分の感情が大きく影響しているかもしれません。
つまり、この人は「好き」、この人は「嫌い」という感情に振り回されてしまっているのです。
「自分の気持ち」の優先順位が「仕事の成果」より高くなってしまっているため、やるべきことに集中できず「なんでわたしがこんなことをしないといけないんだ」といった不満が湧いてしまいます。
その結果、仕事に関係する人とのコミュニケーションがおろそかになり、どんどん負のスパイラルに陥ってしまうことになります。
プロ意識を持って目の前の仕事に集中する
そういったときは、チームプレーの基本を思い出してみてください。
たとえばサッカーの試合で、「あいつは嫌いだからパスは出さない」と思っていたら、チームとして成り立ちませんし試合でも勝てなくなってしまいます。
「嫌い」という感情が人間関係をゆがめる原因になっているのです。
仕事をするということはプロ意識を持つということです。
プロ意識を持つと、目的がはっきりします。
サッカーの試合だったら相手に勝つこと。
仕事だったら、お客さんのために動いて最終的に利益を得ること。
では、その目的を達成するためには「嫌い」という感情はいるでしょうか。
答えは「ノー」です。
プロの人は好きとか嫌いとかを越えて、チームの目的(勝利)のために一丸となって動くのです。
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プロ意識をもって感情抜きに行動していると人間関係がよくなる
そうしてプロ意識をもって動いていると周りの人の目が変わってきます。
「嫌い」という感情をなくして気持ちを割り切ると、「自分の気持ち」ではなく「仕事の成果」の優先順位が高くなります。
そうすると、成果を上げるために今まで避けていた嫌いな人にも接するようになりますから、まずは嫌いな人との壁を越えることができますね。
さらに、成果を出すことで周りからの評価も上がり、人から気に入られて人間関係が良くなっていきます。
幸運というのは基本的に人からもたらされるもの。
会社で気に入られたら、出世、昇給、プレゼント、ステキな人の紹介など、思わぬ幸運のかたちで今までの努力がむくわれるでしょう。
人間関係を改善しようとするなら、人心掌握術を学ぶよりも、目の前の仕事に徹することが一番の近道。
人間関係がよくないなと思うなら、まずは感情に振り回されていないかを一度振り返ってみて、もしそうならプロに徹してみてください。
人間関係が円滑になり、仕事も評価されるようになり、幸運も舞い込むようになるでしょう。
プロ意識で仕事をすることで、人間関係が良くなることを学べた。
わたしはなんて幸運なんだろう。
Lucky Rookie
本書は運がいい人とそうでない人の習慣の違いをみつけて運がよくなる方法を教えてくれる一冊。
人間関係、断捨離、お金に関する習慣など、各項目ごとに詳しく学ぶことができます。
興味がありましたら是非読んでみてください。
楽しんで運がよくなる小さな習慣: 心と頭の上手な使い方、教えます!
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