いつもとは違うこと、いつもとは反対のことをするように意識して行動すると、幸運が舞い込みやすくなります。
これは『「幸運」の法則―現代人はなぜ疲れやすいのか』(山本行隆 著、青龍社)を読んで学ぶことができました。
目次
自然は変化に対する復元力がある
本書には以下のように書かれています。
自然はゆっくりと、絶え間なく変化しています。
しかし、その変化に対してはバランスを保とうという復元力がつねに働き、地球は安定を保ってきました。
これが自然の法則です。
(中略)
自然は変化します。
ですから私たちも日ごろから同じことだけを繰り返さず、いつもとは違うこと、逆のことを織りまぜて生活してみてはいかがでしょうか。
頭を使う仕事をしている人は肉体労働を。肉体労働を主にする人は、意識的に頭を使うように。
食事にしても、肉食には菜食をといった具合です。
(P.159 より)
自然界の生物は食物連鎖のバランスが成り立っています。
どこかが増えれば別のどこかが減るといった具合に、繰り返し変化しながら一定の状態に戻そうとする復元力が働きます。
人間の生活でも、この自然の法則にならって常に変化し続けるようにすると良いと著者は言います。
いつもと逆のこと、いつもと違うことをする
この法則はとても学び深いものです。
わたしたちは常に「安定」を求めてしまうので行動が一定になってしまいます。
たとえば、いつも同じ道で通勤し続ける、いつも同じ店で食事する、いつも同じ人と会話する、など。
そうしていつもと同じ行動をしていると、それが普通になってしまい、新しい情報が入ってこなくなってしまいます。
そこで、いつもと逆のこと、いつもと違うことをすることで、一定だった日常に変化が生まれて新しい情報が入ってきます。
右の道ではなく左の道を通って通勤してみる、入ったことのない店で食事してみる、新しい人と会話してみる。
こうしたいつもと違う変化を生活に取り入れることで、自分の中にも変化が生まれて活動の幅がどんどん広がるようになります。
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活動の幅が広がると幸運になるチャンスが増える
自分の活動の幅が広がると、幸運になるチャンスも増えます。
というのも、活動の幅が広がるということは、新しい場所で新しい人と巡り合う可能性も増えるからです。
幸運の多くは人からもたらされるもの。
多くの人とつながることが、自分の求めるチャンスを増やすことになるのです。
幸運は待っているだけでは訪れません。
自分から歩いて、行動してこそ見つけられるものです。
そのためには今回紹介したいつもと逆のことや違うことをするという行動は良い刺激を与えてくれます。
是非毎日の生活に少し変化をつけてみて、活動の幅を広げてみてください。
いつもと違う行動をすると生活も人も変化することを学ぶことができた。
わたしはなんて幸運なんだろう。
Lucky Rookie
本書は伊勢一宮椿大神社の宮司である著者が、神道について書いた一冊。
宗教色が強い内容でしたが、昔から現代に通じて大切になる生き方、考え方を学ぶことができます。
興味がありましたら是非読んでみてください。
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