「一貫性をもとうとする」という脳の習性をうまく使うことで、シンプルな方法でネガティブな気持ちをハッピーな気持ちに仕向けることができます。
これは、『斎藤一人 運のいい人、悪い人の話し方 人生も仕事もうまくいくコツ』(舛岡はなゑ 著、PHP研究所)を読んで学ぶことができました。
目次
人の感情は最初の一言で決まる
本書には以下のように書かれています。
実はココ一番に強い人は、脳の習性を見事に生かしきっています。
人の脳は、最初に発した言葉で、次の言葉を連想するようになっているのです。
もし自分がアンハッピーな言葉を言ってしまうと、次に自分が言う言葉もアンハッピーになってしまいます。
(中略)
ところが、最初にハッピーな言葉をもってくると、その後はついているいい話につながっていきます。
人間の脳は首尾一貫性のない状態が苦手です。
ですから、最初に「ついてる」と言えば首尾一貫性のある話にしようと、脳はついてる話を引っ張り出します。
(P.31-P.32 より)
自分の感情は最初に思い浮かんだものを基準にしてしまいます。
これは人の第一印象と同じです。
この人は悪そうな人だと思えばその後も悪そうな人に見え、良さそうな人だと思えばその後も良さそうな人に見える。
同じように、嫌だなと思えばその後も嫌な気持ちが続き、いい気持ちだなと思えばその後もいい気持ちが続くということになります。
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まずはポジティブな言葉を言うようにする
ですから、嫌なことがあったときにネガティブな発言をすると、その考えをズルズルと引きずってしまい、心が滅入ってしまうので避けなくてはなりません。
まずはポジティブでハッピーな言葉を言うように心掛けると、脳が一貫性をもとうとしてその後に湧いてくる気持ちを明るいものにすることができます。
本書ではネガティブな感情を持つ前にできるだけ以下の言葉を使うようにすすめています。
- 愛しています
- ついてる
- うれしい
- 楽しい
- 感謝しています
- 幸せ
- ありがとう
- ゆるします
言葉を発することで脳が認識し、一貫性を持とうとその言葉を基準に感情をつくる。
シンプルですが、人間の脳の単純な習性を利用してストレスを感じないようにすることも、幸運や小さな幸せをコンスタントに見つけるためには欠かせません。
まずは何より先にポジティブな言葉を言うように心掛けていきましょう。
脳の習性を利用して、最初にハッピーな言葉を言うとそれに釣られて感情もポジティブになることを学べた。
わたしはなんて幸運なんだろう。
Lucky Rookie
斎藤一人 運のいい人、悪い人の話し方 人生も仕事もうまくいくコツ
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