成功するイメージをもつときは、その瞬間よりも、成功のあとの楽しい体験をイメージすると効果的です。
これは『成功する人は、なぜジャンケンが強いのか 「強運」を引き寄せる脳の習慣』(西田一見 著、青春出版社)を読んで学ぶことができました。
目次
成功の瞬間ではなく、そのあとの楽しいワクワクする場面をイメージする
本書には以下のように書かれています。
成功している自分をイメージし続けることはとても重要ですが、そのとき、ちょっとしたコツがあります。
それは、成功した瞬間ではなく、成功しちゃったあとをイメージするということです。
野球でいえば、甲子園行きを決めた最後の一球とかではなく、監督を胴上げしているところや、大勢の人々に拍手で迎えられているところなどです。
成功する瞬間だと、脳はつい失敗するシーンを思い浮かべたり、「なんちゃって」「無理かも」「可能性が低い」というマイナスの情報を引っ張ってくる可能性があります。
でも、「成功しちゃったところ」だと、成功が大前提になっているので、プラスの情報しかわいてこないのです。
(P.57 より)
成功した瞬間をイメージしようとすると、脳の仕組みとしてネガティブな場面を思い描いてしまう可能性があります。
そうならないように、成功したそのあとの場面を思い描くようにすることで、成功が確定したイメージをもつことができると著者は言います。
成功したあとのイメージをしたときの脳の働き
成功したところをイメージすると、ワクワクしますね。
実はこの「ワクワク」という気持ちが脳に良い影響を与えています。
というのも、人がワクワクしたり楽しい気持ちになると、脳の中にはドーパミンという快楽物質が分泌されます。
これによってやる気や行動力が促され、自分からゴールに向かって積極的に行動するようになるのです。
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ドーパミンで成功への集中力も高まる
また、ドーパミンが分泌されると、集中力も向上します。
集中力が高まると、ゴールや成功に関係あるチャンスに気づくようになります。
行動力も合わさり、ゴールに向けてひたむきにチャンスをつかみにいく。
その結果、成功を本当につかんでしまうのです。
周りから見ると、運良く成功したと思われるかもしれませんが、それは成功に向けた行動力があったからこそ。
その行動力をつくりだしているのは「ワクワク」を生み出す「成功したあとの楽しいイメージ」なのです。
もし目標や叶えたいゴールがあるなら、達成した瞬間ではなく、そのあと待っている楽しいワクワクする場面をイメージするようにしてみてください。
行動力が高まり、どんなに小さなチャンスも幸運も逃さないようになり、人生を充実させることができるようになります。
成功したあとのワクワクする場面をイメージすることで、チャンスへの行動力や集中力が増えることを学べた。
わたしはなんて幸運なんだろう。
Lucky Rookie
本書はジャンケンを主題に、脳の考える仕組みを解き明かしながら幸運になる習慣を学べる一冊。
脳科学をもとにしており、どの項目も論理的でその習慣が効果的である理由も具体的に教えてくれるので、納得しながら学ぶことができます。
興味のある方は是非読んでみてください。
成功する人は、なぜジャンケンが強いのか 「強運」を引き寄せる脳の習慣
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