「今日はダメだったな」と思うのではなく、「今日も自分のできるベストを尽くした」と思って生活した方が人生が充実して幸運に気づきやすくなります。
これは『運を強くする心の法則』(竹内一郎 著、PHP研究所)を読んで学ぶことができました。
目次
今のままでいいのだ
本書には以下のように書かれています。
下降運時の心構えで大切なことは、「今のままでいいのだ」と思えるかどうかです。
かつては「100点」でした。ところが今は「30点」です。
ほとんどの人は「このままではいけない」「何とかしなければ」「私のやり方は間違っているのではないか」……と思い悩むのではないでしょうか。
(中略)
どういう心構えなら、下降運時を乗り切れるのでしょう。
それは今の自分を「30点」だと思わないことです。
下降運の自分であっても、そのときはそのときの「100点」なのです。
自分は100点。
努力にも、運にも問題はないのです。
そういう状態をまず肯定しましょう。
(P.122-P.123 より)
調子が悪かったり、自分のしたことが悪い結果を招いてしまったといったことは誰にでもあります。
しかし、そんなときは「自分はダメだ」と考えるのではなく、その日その日を「100点」として自分はベストを尽くしているんだと肯定することが大切だと著者は言います。
毎日ベストを尽くしていると考えるメリット
毎日自分はベストを尽くしているんだと肯定できるようになると、以下のようなメリットがあります。
自分を肯定するクセがつく
「自分はダメだ」と思わなくなり、頑張っている自分を肯定できるようになります。
小さな成功体験を重ねられる
毎日を100点として考えることで、今日も100点、次の日も100点、と成功したイメージを持ち続けることができます。
これを小さな成功の積み重ねとしてとらえることで自分の自信につながります。
毎日がポジティブになる
今までは悪い日が続くことがあったかもしれませんが、毎日自分は頑張っている、いい日が続いていると思うことで、毎日をポジティブに感じることができるようになります。
調子のいい100点の日を基準にしない
気をつけなくてはいけないのは、無意識にしてしまいがちな「調子がいい100点の日を基準にする」クセです。
実はこれ、100点満点の考え方でいくと引き算しかできなくなってしまいます。
そうすると、今の自分がふつうの調子であっても50点、半分にしかなりません。
比較対象が100点のときの調子がいい自分だと、今日は調子が悪いなと感じやすくなるので、気が滅入るようになってしまいます。
毎日ベストを尽くしていると考えよう
昨日、今日、明日の自分の調子は違うのですから、別の日を基準にする必要はありません。
たとえば今日調子がよかったなら、それは100点でベストをつくした日といえます。
また、次の日の調子が悪かったとしても、悪いなりに頑張った自分を100点、ベストをつくしたととらえます。
一日家でダラダラしてしまっても、そのときはそれしかできなかった、積極的に休養して自分の中でベストをつくしたと考えるのです。
こうすることで、自分をネガティブにとらえることがなくなり、毎日を精一杯生きているんだと考えることができるようになります。
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毎日が前向きだと、自分に自信が出てくる
毎日を前向きにとらえられるようになると、自分に自信が出てきます。
自分に自信がつくと、行動力がつき、視野が広がり、いろいろなものを感じ取れるようになります。
小さな幸運や幸せは、心が前向きなときでないとなかなか見つけられないもの。
「今日はダメだったな」と思ってしまう人は、「うん、これが今日のベストだ」と思うようにして、毎日のとらえ方を少しずつポジティブに変えてみてください。
毎日自分はベストを尽くしていると感じると、なんだか元気が出てくる。
わたしはなんて幸運なんだろう。
Lucky Rookie
本書は自分の運を強くする方法を学べる一冊。
幸運のときあるいは不運のときにどうしたらいいのか、人とうまく付き合っているためのにはどうしたらいいのかなど、心を強くする具体的な行動や考え方を学ぶことができます。
興味がありましたら是非読んでみてください。
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