今日エレベーターに乗ったとき、一緒に乗った見知らぬ人がなぜかわたしの行き先階ボタンを何も言っていないのに押してくれました。
目次
エレベーターの中のミステリー
最寄りの本屋に行ったときのことです。
わたしがよく行く本屋はビルの中の6階にあります。
もちろんエレベーターがあるので、エレベーターで昇りました。
わたしがエレベーターの所に行くと、ちょうどタイミングよくエレベーターが到着。
こういった小さい待ち時間の短縮もラッキーです。
なぜかわたしの行き先階ボタンがすでに押されていた
すでに待っていた女性が先に乗り、それに続きわたしもエレベーターに乗り込みました。
その女性はエレベーターのボタンの前へ。わたしはその人の後方へ位置取り。
そしてわたしがエレベーターのボタンを押そうとしたときです。
(あれ? もうエレベーターのボタンが押されている。)
なぜか本屋のある6階のボタンが押されていました。
(ああ、この人も本屋に行くのか。)
と思ったら、なんとその人は7階のボタンも押していたんです。
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エレベーター内で迷推理を展開
点灯した二つのボタンを見ながら「んん?」と頭の中で色々な考えが巡りました。(この間約5秒)
わたしはその女性に「○○階のボタンを押してください」と頼んだわけではありません。
可能性が一番濃厚なのは、間違えてボタンを押してしまった説。
その女性は、今日は7階のショップで買い物をしようとしていたけれど、実は本屋もいつも利用していて、うっかりボタンを押してしまった、というのがわたしの中で一番しっくりきました。
そんなことを考えながら到着を待つ、無言のエレベーター内。
2人しか乗っていない密室、ちょっと不思議なボタンの状況もあり、少しばかり気まずい空間になっていました。
そして謎は迷宮入り、でもラッキー
15秒ほど経ったころでしょうか。やっと本屋のあるフロアに到着。
結局降りたのはわたし一人だけでした。
やっぱりその人は7階のショップに用があったようです。
エレベーターを下りて今一度思い返してみると、これはちょっとしたラッキーだったことに気がつきました。
わたしはボタンを押す手間が省けてラッキー。
そしてあの女性はきっとわたしの心が読める人で、優しいことにわたしの行き先階ボタンを押してくれたのでしょう。
そういうことにしました。
その方が小さな幸せにすることができますから。
ただの日常が、ちょっとしたミステリーに。
エレベーター内のほんの短い時間でしたが、濃厚な体験ができました。
何も言っていないのに、エレベーターの行き先階ボタンを押してもらえた。
わたしはなんて幸運なんだろう。
Lucky Rookie
Photo from Gideon Tsang / flickr
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