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生きていれば批判されることもある
人間、生きていれば人から批判を受けることもあります。
「あんなこと言ってくるなんてムカつく!」と、イライラとすることもあるでしょう。
あるいは、「わたしってやっぱりダメなんだ…」と落ち込むこともあるかもしれません。
しかし、このように相手の言葉で心を消耗してしまうのでは疲れてしまいますし、積極的に行動できなくなってしまいます。
あなたは批判を上手に受け流す、あるいは生かすことができていますか?
今回は批判を受け流すときに役立つおすすめの方法を紹介します。
批判は攻撃ではなく、相手からの要望ととらえる
人から批判やキツく意見されたときのとらえ方で一番いいのは「無視」すること。
と、言いたいところですが、そう簡単に無視できないから困ってしまう。
仮に無視してみてもなんだか心がどんよりしたままになる、あとを引きずってしまうこともよくあるでしょう。
そんなときは、「批判は自分への攻撃ではなく、相手からの要望なんだ」と考えてみるようにしてみてください。
人から攻撃されていると思うから心が辛くなってしまうのです。
批判を批判と受け止めない、別の解釈をしてみることで心を楽にすることができるようになります。
批判を攻撃と受け止めない練習
たとえば、以下のような他人からの批判を「攻撃」ではなく「要望」に解釈を変えてみましょう。
- 「あなたって太ってるよね」
→わたしに痩せてほしいんだという要望 - 「あなたって仕事でのミスが多いよね」
→わたしにミスを減らしてほしいんだという要望 - 「あなたって言ってることがよく分からないよね」
→わたしの言葉を理解したいんだという要望 - 「あなたって人間的に魅力が無いよね」
→わたしにもっと魅力的になってほしいんだという要望 - 「あなたって何で生きてるの?」
→わたしに生きる目的を見つけてほしいという要望
などなど、どんな攻撃的な批判も前向きなフィードバックとして解釈することで、気持ちを強く持つことができるようになります。
自己批判への対策としても活用できる
また、この方法は他人からの批判だけでなく、自分自身を責めてしまうネガティブな自己批判に対しても効果を発揮します。
たとえば、
「わたしはなんでいつも太っているの」
→わたしはきっとスマートになりたいんだ
自分が太っていても、本当は痩せたいんだと気づける。
「わたしは仕事で同じミスが多くて本当にダメだ」
→わたしはきっと仕事をもっと正確にしたいんだ
仕事で同じミスが多くても、本当は仕事の向上心があるんだと気づける。
「わたしは人間的にダメなヤツだ」
→わたしはきっと人間として成長したいんだ
人間的にダメだと感じていても、本当は成長したいんだと気づける。
このように、自分への批判を自分の本当の願望に気づくためのよい機会とすることができます。
自分が本当はどうなりたいのか気づけるか気づけないかはその後のモチベーションを大きく左右します。
自己批判をしているときは「自分はダメだ」という気持ちから「改善したい」という欲求に変えることが大切なのです。
他人や自分から批判を受けたら改善行動をとろう
批判を受けるのは辛いものですが、自分を成長させるための気づきを得ることができると分かりました。
この気づきをそのままにしておいてはもったいない。
さっそく自分の改善点を洗い出して、環境や行動を変えてみましょう。
改善しないことにはまた同じように他人から批判されたり、自己批判することになってしまいます。
繰り返し同じようにネガティブに考え続けることには何の意味もありません。
批判を少しでも自分の肥料にして、気づきを得て、成長のヒントにしてみてください。
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まとめ:批判は攻撃ではなく相手からの要望と解釈してみよう
他人から批判されたり自己批判をしているときはイラッとしたり落ち込んだりするもの。
しかし、自分を成長させるための気づきを得ることができたんだと解釈してみることで、少しずつ批判への耐性がついてきます。
また、批判の一つひとつを改善しているうちに、人間としても成長していきます。
受けた批判を笑い話にできるくらいにもなるでしょう。
人生を豊かに幸せに過ごすには、怒りの感情と上手に付き合うことが欠かせません。
もし批判されることに悩んでいるなら、今回紹介した「批判は攻撃ではなく、相手からの要望」という考え方を是非試してみてください。
イライラしたり落ち込んだりすることがどんどん無くなり、人生が明るいものに変わっていきますよ。
批判を受けたときに上手に生かして心をコントロールする方法に気づけた。
わたしはなんて幸運なんだろう。
Lucky Rookie
Photo from Giuseppe Milo / flickr
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