会話に具体的な数字を入れてコミュニケーションをすると、相手からの信用が高まり幸運に恵まれるチャンスが多くなります。
これは『「今すぐ」やれば幸運体質! -すべてが一気に好転しはじめる「たったひとつの習慣」-』(高嶋美里 著、同文舘出版)を読んで学ぶことができました。
目次
具体的な「数字」を伝えることはコミュニケーションに必須
本書には以下のように書かれています。
人は、気づかないうちに、ついつい自分本位になってしまいがちですが、相手が何を求めているのか、何が知りたいのか、どのような答えを期待しているのか、を常に考えながら会話をするべきです。
そのために、気をつけなければならない最重要事項は「数字」です。
人との会話の中で、何か自分の知らないジャンルの話が出たとき、まるでとっかかりがないと、なかなか理解することができないため、全体を把握するための目安の数字が知りたいと思うことがあります。
そのため、「いっぱい、少し、だいたい」といった、その人の主観に頼った表現ではなく、「10個前後、3年後、58%くらい」などと、具体的な数字を入れて会話するように心掛けましょう。
そうすると、相手はこちらの知りたいことを簡潔に知ることができるため、相手のためになります。
(P.107-P.108 より)
数字は生きている中で必ず必要になるものの一つです。
時間をお互いにムダにしないためのコミュニケーション法として、「数字」を会話に取り入れることを著者は提案しています。
「あと少しで着く」はどのくらいで着く?
よく使ってしまいがちな表現、「あと少し」。
こういったあいまいな表現は、かなり無責任な表現です。
というのも、その言葉の解釈を聴き手に任せてしまっているからです。
たとえば、待ち合わせで遅れているとき、あとどのくらいで到着するのかは目的地に向かっている本人でなくてはわかりません。
あと少しって、5分? 10分?
多少の時間のブレも許されるため、待っている人にとってはかなりストレスとなる表現です。
具体的な数字で伝えよう
そういったとき、言い方を改めて「あと5分くらいで着く」と言ってみましょう。
聴き手は具体的な数字が出てきたことでイメージがしやすくなり、あいまいさによるストレスが軽くなります。
できれば、「あと5分以内に着く」のように、最大でどのくらいかかるのかを伝えるとより親切です。
待っている人は、確実性に安心し、スキマ時間をつかうことで時間をムダにしないようにすることもできます。
具体的な数字で伝えることは責任感の表れ
わたしたちがあいまいな表現を使ってしまうのは、自分の発言に自信が持てないからです。
何か質問したときに、あいまいに自信なく返答する人と具体的に自信を持って返答する人、どちらが信用できるでしょうか。
具体的な数字をつかって返答できる人からは自信が感じられ、それだけで信用できるという印象を持ってもらうことができます。
また、具体的な数字を使って答えようとすると、必ず自分の中で数字を算出しなくてはなりません。
それはつまり、自分で見積もるということです。
時間なり金額なりを自分で見積もるようにしていると、どんどん見積もりの精度が上がっていき、数字の正確さが増してきます。
その数値を相手に伝えていくと、正確な値のためどんどん信用されるようになります。
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信用されると幸運になる
そして人から信用されると、幸運が舞い込むようになります。
幸運の多くは周囲の人からもたらされるもの。
信用した人には、大きな仕事をお願いしたり、いつものお礼にステキなパーティーに招待したり、ステキな人を紹介したくなったりします。
信用されることはそれだけで幸運になるチャンスを増やしていることになるのです。
今回紹介した会話に「数字」を入れることは、意識すれば誰でもできるテクニックです。
簡単に相手から信用してもらいやすくなる方法ですので、是非日々の生活に取り入れてみてください。
会話に数字を入れることで、信用してもらいやすくなることを学べた。
わたしはなんて幸運なんだろう。
Lucky Rookie
今回紹介した本書は「スピード命!」を体現した著者が、自宅でパソコン1台で2億円を稼いだ仕事術を教えてくれる一冊。
全体的にビジネススキルの話が多いですが、生活に応用できるものばかりで、読んでいるとすぐに実践したくなってきます。
興味がありましたら是非読んでみてください。
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