目標に向かって集中するときは、そのものに目を向けるのではなく、それを妨げる要因を切り捨てた方が成功しやすくなります。
これは『運を支配する』(桜井章一 著、藤田晋 著、幻冬舎)を読んで学ぶことができました。
目次
集中とはそれ以外を切り捨てること
本書には以下のように書かれています。
集中というのは一つのことにいかにのめり込めるかというよりも、それ以外に気を取られないでいられるかが問われます。
つまり、気を取られそうなものを厳しく切り捨てる能力の差が、そのまま集中力の差として表れのです。
(P.118 より)
著者は、集中するときは目的に集中するというよりは、その周りの邪魔になるものを切り捨てることに注力した方がいいと言います。
イメージは受験勉強
集中するときは、受験勉強をイメージするといいでしょう。
勉強に集中する受験勉強は、集中の妨げになるものをどんどん切り捨てます。
ゲーム、漫画、雑誌、テレビ、SNS、インターネットなど、部屋の中から誘惑を排除して、修行僧のように引きこもります。
勉強以外への誘惑をなくし、「邪魔なものを切り捨てる」ことで集中力は高まり、一つのことに注力することができるのです。
目標達成したいなら集中するために「しないこと」を決めよう
目標達成したいなら、まずは邪魔なものを切り捨てましょう。
言い換えれば、それだけをせざるをえない状態をつくりだすということです。
たとえば、ダイエットをしたいなら、お菓子の買いだめをしない、間食をしない、夜更かしをしないなど、禁止事項を決めてしまうとよいでしょう。
運動する、食事を減らすといった、「すること」を決めることが多いですが、著者の言葉を参考に「しないこと」を決めることで成功率がグンと上がります。
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幸運を求めるなら「不運になりそうなこと」を切り捨てる
幸運を求めるために開運術を試したりするのは結構だと思います。
しかし、開運術などを試していても、一向に幸運が舞い込まないというときは、逆に考えて「不運になりそうなこと」をしないように決めてみてください。
たとえば、
- 何かに深く執着する
- 嫉妬する
- 悪口を言う
- 不機嫌でいる
- 下品なことをする
など、人を不快にさせることというのは運を逃がしてしまいます。
というのも、人の気分を不快にすると心象が悪くなり、好意を持ってもらえなくなってしまうためです。
幸運の多くは、良いモノやコトを思わぬタイミングで他人からもらえたときに感じるもの。
人から好かれていない人が、他人から何かをしてもらえるというのは考えられません。
ですから、幸運になる行動をしていても、その集中を邪魔している行動があるのなら積極的に切り捨てていきましょう。
断捨離して、身の回りも心も軽くシンプルにすることで、幸運になる行動に集中することができるようになります。
集中するなら邪魔なものをまず切り捨てるべきだと学ぶことができた。
わたしはなんて幸運なんだろう。
Lucky Rookie
本書は2人の著者の共通した楽しみである麻雀をからめた視点から、運の流れやつかみかたを学べる一冊。
桜井氏はプロ雀士としての視点から、藤田氏はameba(アメーバ)で有名なサイバーエージェント社長としてのビジネス的な視点から、仕事や日常生活に応用できる幸運になる方法を教えてもらうことができます。
興味のある方は是非読んでみてください。
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