今回紹介する幸運になる本は、
『なぜか運がよくて愛される人は 財布をふたつ持っている』(横田真由子 著、宝島社)。
目次
本書の紹介
本書は有名ブランド「GUCCI(グッチ)」で顧客獲得数NO.1の店長をつとめていた経歴をもつ著者が、エレガントなお客様から学んだ数々の「愛されるお金持ち」になるためのノウハウを教えてくれる一冊。
紹介されているノウハウはすべて誰にでもできる考え方や方法に落とし込んで教えてくれるため、実践しやすいものばかり。
エレガントな人が実践している他者への心づかい、感謝、尊敬など、人として大切な精神を学ぶことができます。
自分の考え方や行動を洗練させてエレガントになりたい人は必読の一冊です。
本書を読んだ感想
エレガントな人の思考と行動を学べる貴重な一冊
「愛されるお金持ち」はどのような考え方をしていて、どのように生活しているのかを知る機会はなかなかありません。
本書はその貴重な知識を分かりやすく教えてくれます。
たとえば、
どのような価値観でお金を使っているのか?
どのような気持ちで人と接しているのか?
どのようなセンスでファッションを選んでいるのか?
どのようにして自信を得て生きているのか?
こうしたことを具体的に掘り下げて知ることができるのは、著者がエレガントな人たちを見て、学んで、真似て、実践したから語れるものでしょう。
普段知ることのできない生の体験談からの学びを得ることができます。
特に、ファッションコーディネートについて詳しく書かれていて勉強になります
本当にたくさんの習慣が紹介されていますが、これらのすべてを実践するのはなかなか大変。
まずは、目次をパラパラと見て、自分にできそうなものを一つずつ習慣にしていくことをおすすめします。
特にマネしやすいのは「ファッション」についてです。
ブランド「GUCCI」で働いていたこともあり、愛されるお金持ちたちのファッションコーディネートに関してはとても詳しく書かれています。
「高価なもの」をそろえるのではなく、自分を引き立てる服の選び方を教えてくれるので、服選びに自信がないという人でも今後の助けになるでしょう。
心が豊かだからエレガントになれる
本書を読んだ後は「お金がないからエレガントにはなれない」という考えはなくなります。
エレガントな人は、お金があるからエレガントなのではなく、心が豊かだからエレガントなのだと気づかされました。
エレガントな人は誰にでもできる「心の育成」を第一にしていたのです。
心が豊かだと、人への心づかい、感謝、尊敬が自然とできるようになります。
そして人からも尊敬されるようになり、お金が集まってくるという好循環をつくり出すことができているのです。
生きる上で何よりも大切な心を育成する方法と精神も学ぶこともできました。
まとめ:自分もエレガントな人間になれる、なりたいとワクワクしてくる一冊
本書で紹介されているノウハウはお金持ちでなくてはできないことは一切書かれていません。
ごく一般的な人が実践できるようなものばかりです。
読んでいるとエレガントな「愛されるお金持ち」への憧れが心の底からワクワクと湧いてきます。
文章も洗練されていてとても読みやすくなっており、わたしは一気に読み終えてしまいました。
自分の生活を、あるいは自分自身をエレガントにしたいと考えているなら、是非手に取ってみてください。
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目次紹介:なぜか運がよくて愛される人は財布をふたつ持っている
はじめに
Chapter 1 お金にも人にも愛される不思議な人たち
- 名門ブランド店で出会った、「愛されるお金持ち」
- すべてに恵まれた、「雲の上」のライフスタイル
- 控えめな外見、豊かな内面
- 「素敵な習慣」をまねてみたら
- 「器」を変えれば、入ってくるものが変わる!
Chapter 2 本物のお金持ちは、長財布にこだわらない
- 愛されるお金持ちは、ふたつの財布を持っている
- 「小分けに払う」より、「最初にまとめて払う」
- 3月にTシャツ、8月にブーツを買う
- 親子で来店する
- 値札を見ずに選ぶ
- 迷ったら買わない
- 目立つブランド品を好まない
- ブランドの「付加価値」にお金を使う
- 空間にお金を使う
- 快適さにお金を使う
- 人間にお金を使う
- 贈り物のセンス
- 一生つき合うものにお金を使う
- [変わったこと1] ものをメンテナンスするようになった、私のその後
- [変わったこと2] いろいろなものを、徹底的に見る
Chapter 3 運と縁に恵まれる人は、髪にツヤがある
- 一見「普通」だけれど、品がある
- 透明感とツヤがある
- 黒髪で重めのヘアスタイル
- 美容室通いは月1以上
- まとめ髪が上手
- メイク・ネイルはピンク系
- 歯のケアが行き届いている
- 体重をコントロールしている
- 好みは定番ブランド
- パンツより、スカート・ワンピース
- タイツより、透明度の高いストッキング
- 白いアイテムが好き
- ベーシックカラーを中心にワードローブをそろえる
- 小さなアクセサリー、低めのヒール
- サングラスを使っている
- フェイクよりリアル
- 安い香りをまとわない
- 美しいハンカチを持っている
- つねにきれいなメイクポーチを持っている
- 季節感へのこだわり
- ユーズド品を避ける
- ファストファッションの使い方
- 後ろ姿にこだわる
- 上手なお直し店を知っている
- 家の中でも、すぐ出かけられる格好ですごす
- [変わったこと3] 玉の輿に乗った後輩
Chapter 4 お金の巡りがいい人は、ホテルにこだわる
- オケージョンで底力を発揮する
- 自分の部屋よりせまいホテルに泊まらない
- クラブフロアを利用する
- 旅支度
- 荷物は持ってもらう
- ルームサービス、クリーニングをフル活用
- オプションサービスを利用する
- アラカルトを注文する
- かならず「予約」する
- あらかじめ付いてくるものを断れる
- 結婚式・パーティーでは美しいデコルテを出す
- 全体のシルエットを重視
- 特別感のある靴、ミニマルなバッグ
- パーティーでの振る舞い方
- [変わったこと4] 家賃にいちばんお金をかけたら出世した
- [変わったこと5] ゴールデンウィークの模様替えを習慣に
Chapter 5 愛され続ける人は、自分を愛している
- ものごしが自信と気品に満ちている
- 両親を尊敬し、感謝している
- 「何とかなる」と、本当に心から思っている
- ブレない一貫性がある
- 素直でストレート
- 嫌なことはしない
- 媚びない
- 人間関係の築き方
- 人を選ばない
- 小さな約束を守る
- よけいなことをしゃべらない
- 敬語が完ぺき
- 手紙をよく書く
- 恋もお金も、追いかけない
- 恋愛も焦らず、ゆったり構えている
- 惹かれるのは、ルックスより才能
- 結婚の決めてになるポイント
- コツコツ努力型
- 目標をあきらめない、でも執着しない
- 得意な一点を伸ばす
- どんなことも3回はやってみる
- 派手な言行を控える
- 寄付をする
- 何でもシェアする
- 気持ちよくゆずる
- 与えることを惜しまない「ギブ&ギブ」精神
- 心の中にもふたつの財布をもっている
(以上、本書目次より引用)