今回紹介する幸運になる本は、
『1日1ほめで幸運を引き寄せる 自分をほめる習慣』(原邦雄 著、すばる舎)。
目次
本書の紹介
本書の著者は世界各地でのべ100万人以上にほめることの素晴らしさを伝えているほめの伝道師。
著者の人生を通して実践してきた、そして人生を好転させてきた「自分ほめ」のノウハウを余すことなく教えてくれる一冊です。
「自分はダメだ」と自己肯定感が低い人向けに書かれており、誰でも実践できるいくつものノウハウを学ぶことができます。
本書を読んだ感想
自分をほめる方法に特化している
本書は他人をほめる方法ではなく、自分をほめるノウハウが充実しています。
- 自分をほめられない原因
- 自分の良いところを見つける方法
- 自分ほめの具体的な方法
- 生活の中での生かし方
といった流れでわかりやすく自分をほめる技術を学ぶことができます。
ワークシートを使って丁寧に「自分ほめ」を教えてくれる
特におもしろいのは著者の開発した3つの「自分ほめシート」。
- とにかく自分をほめちぎる「最幸ほめシート」
- 心が弱っているときに読み返すと元気が出てくる「共感ほめシート」
- 行動の最初の一歩を踏み出す勇気が湧いてくる「船出ほめシート」
これら3つのシートは自分の言葉で手書きで作成します。
自分の考えを言語化、見える化することで今まで気がつけなかった自分の良いところに気づくことができます。
また、自分の言葉で書かれているため、落ち込んだ時も自己承認ができるようになる、自分ほめには欠かせないツールです。
ほめ育ドリームボードのつくり方も詳しく紹介されている
ドリームボードとは、自分の理想の未来を一枚の紙に書き出したり写真を貼ったりしたもの。
「こうなりたい」といった憧れの写真や言葉を書いて目のつくところに置いておくことで、常にモチベーションを高める効果があります。
本書ではモチベーションが上がるものに日常的に触れることをおすすめしており、ドリームボードはとても効果があるものの一つなのだそう。
ドリームボードの詳しいつくり方も紹介されているので、初めての人でもわかりやすくなっています。
精神論ではなく具体的な行動に落とし込める
本書では行動をなによりも重視しています。
- ワークシートを書く
- ドリームボードを作る
- 一日一回自分をほめる
- 自分の成長日記をつける
など、自分をほめるための具体的な方法を提案してくれています。
また、提案している内容は誰でもできる簡単なものばかり。
自分を改善したいけどなかなか行動することができない人でも、低いハードルで始めの一歩を踏み出せるようになっているのは好印象でした。
まとめ:自己肯定感のない人、自分に自信がない人に是非読んでほしい一冊
本書は「わたしなんてダメだ」と自分を否定してしまう人を勇気づけて前向きにしてくれる一冊。
特に、ワークシートをつかって「自分の気持ちを前向きな言葉で言語化する」方法は、自分をほめるためのよいきっかけになってくれるでしょう。
また、ワークシート、ドリームボード、成長日記といったものをつくって形に残すことの大切さを学べることも一つのポイント。
ほめた事実を何かしらの形に残すことで、日々の積み重ねができ、それが自信につながっていきます。
もしあなたが「自分はダメなヤツだ」とか「自分なんて何のとりえもない」などのように自分を認めてあげることができないなら、是非手に取ってみてください。
そして、本書に紹介されているノウハウを実践してみましょう。
そのほんの小さなことで自信がつき、人生を前向きにすることができますよ。
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目次紹介:1日1ほめで幸運を引き寄せる 自分をほめる習慣
はじめに
第1章 自分をほめる習慣で人生はうまくいく
- 9割の人には、「ほめ」が足りていない
- 他人は「ほめられる」のに、自分は「ほめられない」
- なぜ、自分をほめることが大切なのか?
- 「あなた自身」が、あなたの最高の味方になる
- うまくいっている人は、みんな「自分ほめ」をやっている
- 「自分ほめ」は、こんな人の役に立つ
- 自分をほめることの6つのメリット
- 「自分ほめ」で、悩みがどんどん消えていく
- そもそも、人はなぜ悩むのか?
- 「ほめる」ことは何がすごいのか?
- あなたの最強の味方「潜在意識くん」とは?
- 「ほめ言葉」は潜在意識くんにとって最高のご馳走
第2章 まずは自分をほめる練習をする
- なぜ「自分ほめ」は大事なのか?
- 自分をほめる=心の体幹トレーニング
- 「もうひとりの自分たち」で、自分の応援団を作る
- 「自分ほめの習慣」が身につくと、他人もほめられるようになる
- 多くの人が自分をほめられない5つの理由
- 自分をほめられるようになる4つの秘訣
- 自分の“こんなところ”をほめよう
- 自分のほめポイントを見つける5つのステップ
- ほめポイントを見つけるために「成長グラフ」を書いてみよう
- ほめポイントが、あなたの人生の「杭」になる
第3章 「1日1ほめ」でOK! 自分をほめる習慣をみにつけよう
- 「自分ほめ」を習慣にする
- 「自分ほめ」が自動的にできる「魔法のメモ」
- 「自分ほめ」を習慣にする5つの切り口
- 1日の中に隠れている「自分ほめ」の種を見つけよう
- 一歩ずつでもいい、まずは始めてみよう
- その日1日をプラスで終えるための「就寝前の1ほめ」
- 「ほめシート」で自分を褒める習慣を身につけよう
- ほめシートの上手な書き方5つ
- 「やる気が出ない」人が陥る落とし穴
第4章 毎日のほめタイムが「理想の自分」を引き寄せる
- なりたい自分を実現する「ほめ育ドリームボード」を作ろう
- 90日単位で未来の自分をリアルに描く2つの理由
- 「未来の自分」は4つの分野で先取りする
- ドリームボードは4+1のステージで考える
- 「なりたい自分」になるために3枚の「ほめシート」を書こう
- 必ず「最幸ほめシート」を最初に書く
- 常に見えるところに貼って、未来を先取る
- おまもり代わりに、ほめシートを書いてもらう
- ステージをクリアするたびに「自分ほめ」をする
- スケジュールがあなたを強くする
- 自分でコントロールできないことは、思い切って捨てる
- モチベーションを下げる「夢泥棒」を想定内にする
- 「夢泥棒」に負けたくないあなたへ贈る言葉
おわりに
(以上、本書目次より引用)
紹介した本はこちら▼