今回紹介する幸運になる本は、
『仕事も女も運もひきつける「選ばれる男」の条件』(潮凪洋介 著、青春出版社)。
目次
本書の紹介
本書の著者はイベントプロデューサーとしてのべ10万人を超える男女の恋愛、人間関係、ビジネスや生き方を見続けてきた方。
数多くの人を見てきた著者は、これまた多くの「残念な男」たちも見てきました。
残念な男とは、たとえば
- 付き合っていてつまらない
- 一緒に仕事をしたくない
- 清潔感が無い
- 人としての器が小さい
- 空気が読めない
- 残念な自覚が無い
などなど、挙げたらきりがありません。
「自分が話しはじめたとたんに変な空気になる」
「周りの人から白い目で見られている気がする」
「うまくやっているつもりなのに結果がついてこない」
そう感じている男性の方は、もしかしたら気づかないうちに残念な男になっているのかもしれません。
本書ではそんな残念な男の具体例を一つひとつピックアップして、改善策を教えてくれる一冊。
耳が痛い話ばかりかも知れませんが、真摯に受け止めて実践することで人から選ばれる「幸運な男」になることができます。
本書を読んだ感想
とにかく男性には一回読んでほしい!
自分が残念な男かどうか、気づくのは難しいもの。
そんなとき本書を読めば、自分では気づいてない悪いクセに気づくことができるので、自分が残念な男になっているかどうかがわかります。
全体的に説教臭い口調になってはいますが、自分の確認として読むには優秀な一冊です。
「わたしは大丈夫」と思っている人ほど、もしかしたら残念な男になっているかもしれません。
確認の意味も込めて読んでみるのをおすすめします。
人間関係を良好にするノウハウが充実
本書は「カッコいい男」を目指すというよりも「残念な男」から脱却することをメインに書かれています。
残念な男は総じてコミュニケーションが下手。
そこで、どうしたら普通のコミュニケーションをとれるようになるか、具体的な解決策を教えてくれています。
仕事での振る舞い方、合コンやパーティなどでの会話や身なり、友人との上手な付き合い方など、シチュエーションごとに紹介されている改善策はどれも心に突き刺さるものばかり。
一対一を想定して書かれたコミュニケーション術の本はありますが、これは「対集団」とつきあうときのノウハウが充実していました。
異業種交流会や、合コン、婚活などで役立つ方法が満載です。
そういった集団での活動が多い方にもおすすめできる本です。
女性が読んでもタメになる一冊
本書は男性向けに書かれたものですが、女性が読んでもタメになる一冊です。
残念な「男」を「女」に読み替えてもらうことで、自分が残念な女になっていないかをチェックすることができます。
また、紹介されている内容は男性目線になっていますが、逆に考えれば、男性の心理も学ぶことができるので勉強になります。
残念な状態を改善する方法も、男女ともにあてはめることができるので、とても参考になります。
まとめ:自分の残念ポイントに気づける貴重な一冊
本書の特長はなんといっても、自分の気づけない残念ポイントに気づくことができる点。
人から指摘されないと気づくことができないことを指摘してくれる本書はとて貴重な存在です。
言っていることは厳しめですが、そんな人を少しでも減らして人生を楽しく生きてほしいという著者の優しい想いが伝わってきます。
もし自分に自信がないと感じているなら、一度本書を手に取ってみて、どこがいけないのかをチェックしてみてください。
人生を明るくするための新しい気づきを得ることができます。
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目次紹介:仕事も女も運も引きつける「選ばれる男の条件」
プロローグ 人生は「選ばれるか」「選ばれないか」の連続である
第1章 自分を変えると、運までもが味方する
- 上機嫌なだけで与えられるチャンスがある
- 「明るさ」を身にまといながら、「ジワる暗さ」で笑いをとれ
- 自信がないなら、とにかく「場数」をふむ
- 偏屈な性格に効く、荒療治がある
- 学歴のある男より、気が利く男のほうが100倍愛される
- センスのいい男なんて、「布切れ」一枚で作れる
- だらしない男で許されるのは「局地的なだらしなさ」だけ
- お金をちらつかせるほどに、心の貧乏人に見える
- 「学歴」では男のオーラは輝かない
- 人柄をメールで台無しにしないために
- 魅力ある男とは、てらいなく堂々と謝れる
- 自分がわるいときに、話題のすり替えでごまかさない
第2章 女を引きつける男は何を持っているか
- 的外れなパフォーマンスをするくらいなら聞き上手を目指す
- この男になら安心して話ができる…と思わせたら勝ち
- 女の方から前のめりになる男を目指せ
- ちょい無理めの良い女を引きつけるモテ男とは
- 清潔感の維持派、死ぬ気でやれ
- 「積極的」と「ストーカー」の境界線がわからない男
- 「退屈、飽きる、つまらない」を覆す雑談術
- プロの女と自然放牧の女。同じように接する残念な男
- デートで女性に店を決めさせてはいけない
第3章 仕事が自然と向こうからやってくる秘薬
- 一緒に仕事がしたい、と思わせる男は何が違うか?
- できる男は、売り込み臭ゼロで心をつかむ
- 損か得かで生きると、最後には損をする
- すごい仕事をしている人ほど、「ただの人」になれる
- 男にもモテる男は、「できない理由」を並べない
- 答えにくいときほど、大人度が試される
- 仕事を「作業」で終わらせてはいけない
第4章 誰もが本当に付き合いたくなる人のルール
- あと30秒、相手の話を長く聞く
- 色気のある男は、流すべき話を知っている
- 「たかが自分の意見」と、思えるか?
- 「自分を悪酔いさせない酒」を知っておく
- 相手をイラつかせる「饒舌」がある
- 悪口も批判も、そのリスクを見極めることが重要
- 言葉の裏を読みすぎて勘違い
- 約束は死ぬ気で守る
- 妬みの心をあら探しで昇華させてはいけない
- 話の流れを取り戻せる男の知的戦略
- 自分のレベルが下がるような男とは縁を切る
あとがき
(以上、本書目次より引用)