物事をいつも新鮮な気持ちでとらえていると、ビギナーズラックが続くようになります。
これは、『運の教科書: 「うまくいく人」はこう考える』(齋藤孝 著、筑摩書房)を読んで学ぶことができました。
目次
ビギナーズラックを維持するために「楽しむ」ルールをつくる
本書には以下のように書かれています。
ビギナーズラックがなぜ成立するのかというと、初心者は力みがなく、結果を求めないので、却って良い結果が来ることがあるからです。
ビギナーズラックですから、ビギナーでなくなると終わります。長く続かないのがビギナーズラックの特徴です。
しかしビギナーでもないのに、ビギナーズラックのように幸運が続く人がいます。それは初心者のようにいつも課題に新鮮に取り組み、楽しんでいるからです。
(P.174 より)
ビギナーズラックを維持できる人は総じて物事を「楽しむ、面白がる」ことに長けた人だと著者は言います。
たとえば、やらなければいけない仕事や毎日のルーティンワークは次第に退屈で作業的になってしまいます。
そんなとき、ビギナーズラックを維持できる人は、どうしたらこの作業を楽しくできるかを考えて、自分でルールをつくりゲーム化して新鮮さを失わないようにします。
ビギナーズラックを維持できる人は、自分でルールをつくりゲーム化する
この「自分でルールをつくりゲーム化」ということが大切です。
どれだけ短時間で完成できるか、どれだけ手数を少なくできるかなど、何でもない作業でもルールを設定するだけで新鮮さがよみがえり楽しむことができます。
もし逆境に立たされたとしても、楽しもうとする前向きな思考ができるのでいつもポジティブな気持ちでいることもできる。
さらに、そうして自分で楽しみを見つけることができる人は発想も柔軟になるので、課題に対して成果を出しやすくなり、周りからほめられ、モチベーションが上がってやる気が出るという好サイクルを生み出すことができるのです。
その好サイクルの中にいると、良い仕事やチャレンジングな仕事が舞い込んでくることになるので結果的に運を引き寄せることができます。
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ビギナーズラックを維持したいなら、マンネリした作業に自分ルールを設けてみよう
自分でルールをつくりゲーム化する。
この初心を忘れないための工夫がいかにできるかがビギナーズラックを維持するコツです。
マンネリ化した作業を楽しむという視点を持つには、学びがある、自分のためになっているという「成長している感覚」が大事。
何が楽しく感じるか、何に喜びや達成感を感じるのか、日頃から自分の感情を観察して知っておくとよさそうです。
自分でルールをつくりゲーム化することで作業のマンネリ化を防ぎ、ビギナーズラックを維持できることを学べた。
わたしはなんて幸運なんだろう。
Lucky Rookie
今回紹介した本書の著者はシリーズで260万部以上を記録したベストセラー『声に出して読みたい日本語』(草思社)シリーズを執筆した方です。
「幸運」を題材にした本としてはめずらしく科学的・現実的な切り口で物事をとらえています。
世界の歴史、偉人達の思考、ビジネスマインドなど、より現代に則した形で幸運になる方法について考察しているおもしろい一冊でした。
興味がありましたら是非読んでみてください。
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