自分に関係ない、どうでもいい人こそ大切にすると運がよくなります。
これは『「運が良くなる人」と「運が悪くなる人」の習慣』(横山信治 著、明日香出版社)を読んで学ぶことができました。
目次
どんな人も邪険に扱うのはNG
本書には以下のように書かれています。
人はうまくコミュニケーションをとりたい相手を、意識、無意識問わず、自分にメリットがある人に限定しています。
そして多くの人が、自分にメリットがない相手には無関心です。
さらに、平気で横柄な態度をとりがちです。
実は、この無関心の相手とのコミュニケーションが重要なのです。
(中略)
あなたの目に見えないところでも、あなたの言動や評判が話されています。
あなたに大事に扱われていないと感じた人が、誰かにそのことを話せば、聞いた人がそれをまた誰かに話して広がっていくのが、目に見えないネットワークの力です。
ですから、あなたにとって重要でない相手を邪険に扱ってはいけません。
(P.152-P.153 より)
コンビニ、スーパー、レストランの店員などに対して、あなたは丁寧に接することができていますか?
全く目を合わせない、無言、上から目線の横柄な態度をしていたりしませんか?
今一度自分自身を振り返ってみてください。
もしかしたら、横柄な態度はとっていなくても、無愛想に接してしまったりすることはけっこうあるかもしれません。
人は見ている。見えないところでつながっている
本書のいうとおり、世の中誰が自分のことを見ているかわかりません。
そして、世の中誰と誰がつながっているかわかりません。
悪い態度で接した店員が実は取引先の社長の孫だったとか、レストランで店員に適当に対応したところを好きな人が目撃していた、なんてことが偶然に起こり得る世の中です。
わたしも街で買い物しているところを友人に目撃されたり、たまたま入ったカフェで友人とばったり出会ったこともあります。
世界は思っている以上に狭いのです。
だからこそ、どんなときも、どんな人にも、優しく丁寧に接していると自信をもって安心して過ごすことができます。
幸運も見えないところでつながっている
相手の尊厳を守って接することで、その人は大切にされているという気持ちが芽生えて幸せを感じてもらえます。
さらに、その対応をみた第三者が自分の身の回りの誰かとつながっていて、その話が伝わり、思わぬ良い形で自分のところに返ってくるかもしれません。
会社でお客さんのところへ行ったときに、受付に優しくあいさつしていたら、ラッキーなことにその会社の社長の耳に入りほめられた、といった具合です。
丁寧に接した相手を幸せにでき、それを見たり聞いたりした第三者も幸せになり、回り回って自分が幸せになれる。
これは一つの輪になった、確定した幸運だといえます。
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誠実さを示すには、目を合わせて「ありがとう」と言うだけでいい
相手に優しく接する最も簡単な方法は、「目を見ること」「ありがとうと感謝をつたえること」。
そしてここに「笑顔」が入れば完璧です。
最初の慣れないうちは恥ずかしく感じるかもしれませんが、目を見ながら「ありがとう」と言うだけでいいんです。
相手の目を見てお礼を言う。とても立派な誇らしい行為です。
「笑顔」
「目を見る」
「ありがとう」
自分が人に対して丁寧に接することができていないと思ったら、是非自信をもって試してみてください。
その行為は幸運という形で自分のもとに戻ってきます。
自分に関係ない人こそ、丁寧に接する大切さに気づけた。
わたしはなんて幸運なんだろう。
Lucky Rookie
今回紹介した本の著者は40歳になるまではうだつの上がらないサラリーマンで、左遷されたりうつ病になったりと運に見放された人生を歩んでいました。
しかし、そんなときに一年奮起して運がよくなる術を身につけたところ、所得も地位も上昇し上場会社役員や関連会社の社長にまで到達できたのだと言います。
本書はそんな著者の人生経験から得た会社での処世術やビジネススキルを一般の人にも当てはめられるようにアレンジされたもの。
会社はもちろん日常生活でも活用できる運がよくなる方法を学ぶことができます。
興味がありましたら是非読んでみてください。
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