スピリチュアルなものを一切排除した、幸運に関する統計的な研究結果を活用することで、日常習慣や思考を改善させて幸運を見つけることができるようになります。
これは『運のいい人の法則』(リチャード・ワイズマン 著、矢羽野薫 訳、KADOKAWA)を読んで学ぶことができました。
目次
幸運はつくることができる
数々の実験やデータを収集した結果、幸運は人の考え方や行動によってつくることができるのだと著者は言います。
私はたくさんの実験を行い、数百人にインタビューをして、数えきれないほどのアンケートを集計した。
そして、ついに、幸運の秘密を突き止めた。
運は魔法の力でも、神様からの贈り物でもない。
そうではなく、心の持ちようなのだ。
どのように考え、どのように振る舞うかなのだ。
私たちは「運のいい人」「運の悪い人」として生まれてくるのではない。
幸運や不運の大半は、自分の考え方や行動によってつくりだすことができる。
(P.262 より)
そして、どのように考え行動すれば幸運を引き寄せられるのか、大きく4つの法則としてまとめています。
法則1 チャンスを最大限に広げる
積極的に人脈を築いている
運がいい人は外交的で自分から他人に話しかけたりして、人と長く良好な関係を築こうとします。
肩の力を抜いて生きている
運がいい人は肩の力が抜けているので、心に余裕ができ、偶然のチャンスに気づきやすくなります。
新しい経験を喜んで受け入れる
運がいい人は新しい環境に飛び込んだり、積極的に新しいことにチャレンジすることで、自分から偶然のチャンスをつくりだして最大限に活かすことができます。
法則2 虫の知らせを聞き逃さない
直感と本能に耳を傾ける
直感は今までの蓄積された経験から無意識に警告を発しているものです。
運がいい人はそれに素直に従うことで、不運な状況を未然に防ぐことができます。
直感を高める方法を知っている
運がいい人は意識的に静かな場所で落ち着いて考え事をしたり瞑想したり、自分自身の心を平常にして判断力を高める方法を実践しています。
法則3 幸運を期待する
幸運が将来も続くだろうと期待している
運がいい人は未来を悲観せず、いつでも素晴らしい未来が自分を待っていていいできごとがたくさん起こると信じています。
たとえ可能性がわずかでも目標を達成するために努力して、失敗してもあきらめない
運がいい人は自分が達成したいゴールがに向かって、ひたむきに決してあきらめずに達成する方法をいろいろな角度から模索することができます。
対人関係がうまくいくと思っている
運がいい人は出会うすべての人がいい人だと思い、誠実に人と接することができます。
法則4 不運を幸運に変える
不運のプラス面を見ている
運がいい人は不運なことが起こったとき、「この程度で済んでよかった」「自分よりも不運な人はたくさんいる」といったように、前向きにとらえることができます。
不運なできごとも、長い目で見れば最高の結果になると信じている
運がいい人は不運なことがあっても、「この不運のおかげで今の良い未来がある」と発想を転換することができます。
不運にこだわらない
運がいい人は一つのことでいつまでもクヨクヨと心を引きずらずに、気持ちを切り替えることができます。
積極的に行動して将来の不運を避ける
運がいい人は過去の不運から反省をして、同じ不運を繰り返さないように積極的に行動して不運を避けることができます。
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一つずつマネをして幸運な考え方や行動をできるようにしよう
いかがでしたか。
これらの法則は「運がいい人」を実験して得られた共通の性質です。
運がいい人は少なくとも、こういったモノの考え方をもっていて、積極的に行動できる人なのだということがわかります。
これは訓練すれば誰にでもできることです。
本書の最後で紹介されていますが、幸運習慣をつけるトレーニングをすることで不運な人は幸運に、幸運な人はさらに幸運になったという実験結果もあります。
まずはこれらの法則を素直に実践してみて、日常生活での運の変化を感じてみてはいかがでしょうか。
運がいい人に共通する統計学的な4法則を学ぶことができた。
わたしはなんて幸運なんだろう。
Lucky Rookie
本書は、様々な実験を通して、運のいい人と運の悪い人の思考や習性を法則化した研究結果を紹介している一冊。
スピリチュアル要素の全く介入しない、統計学と心理学からみた幸運になるための方法を学ぶことができます。
興味のある方は是非読んでみてください。
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