どんな誘いにも「YES」といって、あとで後悔したことはありませんか?
この世でもっとも大切なもの「自分の時間」。
そんな自分の時間を、わたしたちはただ「断ったら気まずいから」といった感情で簡単に切り売りしてしまいますね。
断言すると、そうして自分の時間を他人のために使い続けていると、人生での後悔が増えいきます。
今回は、人生を後悔しないための、依頼や誘いを上手に断る方法を紹介します。
目次
乗り気でない誘いや依頼がきたらとりあえず「黙る」
他人に利用されているだけの作業、あるいは付き合いだけの依頼や誘いが来たとしましょう。
そんなときは、まず「沈黙」です。
言葉にすることなく、「わたしはあなたの誘いや依頼には乗り気でいない」という意思表示をすることができます。
はじめは3秒くらい沈黙してから自分の意見を伝えてみましょう。
慣れてきたら、しびれを切らせた相手が何かを言うまで待ってみるようにしてください。
そうすることで、まずは話の主導権をにぎります。
相手の誘いや依頼を上手にやんわりと断る3つのフレーズ
すこしの沈黙によって断る雰囲気をつくったあとは、3つのフレーズを使い分けながら自分の意見を伝えましょう。
1. 「予定を確認して折り返します」
その場でつい引き受けてしまうことを防いでくれるフレーズ。
時間をあけることで依頼や誘いを断りやすくなります。
また、後ほどメールや電話などで対応できるため、直接顔をみることなくストレスが少ない状態でやんわりと断ることができます。
2. 「どの仕事を後まわしにしますか?」
この仕事を受けてしまうと、他の仕事の質が下がってしまうことを相手に意識させることができるフレーズ。
「この仕事を優先でやります、どの仕事を後まわしにしましょうか?」
「今かなり仕事を抱えているので、これを無理やり受けてしまうと仕事の質が落ちてしまいます。」
筋の通った断り方なので、依頼してきた相手は納得してほかの人に依頼をまわすように仕向けることができます。
3. 「わたしは無理ですが、あの人なら興味を持つんじゃないかな」
代わりの案を出して、依頼や誘いをほかの人にまわすことができるフレーズ。
自分を見込んで特別に頼んでくれていると思いたいところですが、実際には誰がやってもいいような案件がほとんど。
代わりの案を出すことで、断ってもスムーズに引き下がってくれるように仕向けることができます。
以上3つのフレーズを状況に応じて使い分けることで、相手の誘いや依頼をやんわり断ることができます。
相手が食い下がってきたら3つのフレーズのコンビネーションで断ろう
しかし、相手が食い下がってくることもあるでしょう。
そんなときは3つのフレーズを以下のようにコンビネーションで使うと効果的です。
- 「沈黙」でこちらのペースにする
- 「予定を確認して折り返します」と伝えて時間と距離をおく
- 後ほど、やんわりと断っても相手が食い下がってきた
- 「どの仕事を後まわしにしますか?」とプレッシャーをかける
- まだ食い下がってきた
- 「わたしは無理です。あの人なら興味をもつと思います」ときっぱりと断りをいれると同時に代替案を与える
このようにして、一つの流れとして使うこともできます。
相手が食い下がってきたときに試してみてください。
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「NO!」といって断ることは決して悪ではない
相手の誘いや依頼を断ることは、決して悪いことではありません。
むしろ、今の自分の仕事に全力で取り組みたいという姿勢を表しています。
もし、一度断っただけで離れていくような人は、あなたの人生には縁のない人だったのです。
人生の質を高めるためにも、上手に断ることを実践して、自分自身の時間を大切にしていきましょう。
仕事の上手な断り方を学ぶことができた。
わたしはなんて幸運なんだろう。
Lucky Rookie
Photo from highwaysengland / flickr
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