こんにちは、ヒデヨシです。
先日、とあるセミナーに行ってきて、いろいろな方と交流をしてきました。
皆さん未来へのモチベーションが高い方ばかりで、とても良い刺激を受けました。
一方で、「この人とは距離を置いた方がいいな…」という人も少なからずいらっしゃいました。
わたしがなぜこのように判断したのか、それは「口ぐせ」です。
お近づきになりたい人たちは、みなさん言葉づかいがきちんとしていて誠実さがうかがえます。
対象的に、距離をおこうかなと思った人たちは、口ぐせがだらしなかったのです。
そこで今回は、だらしない3つの口ぐせが周りの人にどのような印象を与えているのかを考えていきます。
また、どうしたらこうした口ぐせを言わないようにできるかを紹介します。
目次
人から信頼されない人の3つの口ぐせ「いや」「まあ」「なんか」
わたしが距離をおきたいなと思った人は、具体的には「いや」「まあ」「なんか」の3つの口ぐせがとにかく多い。
それぞれの口ぐせが周りの人にどのような印象を与えるのか、考えてみましょう。
とにかく否定する「いや」
たとえば、以下のようなやりとり。
A「あなたはこの意見に賛成ですか?」
B『いや、わたしは賛成です。』
正直、「なに? 否定したいの? 肯定したいの? どっちだよ!」という印象を受けます。
また、こちらから意見をうかがったときにも、とりあえず「いや、」と否定されるので、心象は良くないですね。
悪気はないのかもしれないですが、無意識に損してしまうもったいない口ぐせです。
適当な印象を与える「まあ」
たとえば、以下のようなやり取り。
A「あなたはどう思いますか?」
B『まあ、いいんじゃないですかね。』
「この人は本当に自分の意見で話しているのかな?」という印象を受けます。
なんとなく適当に流されたという印象を周りの人に与えてしまう、もったいない口ぐせです。
根拠のない「なんか」
たとえば、以下のようなやり取り。
A「あなたはどう思いますか?」
B『なんか、いいと思います。』
「あまり論理的に考えていないのかな?」という印象を受けます。
感覚的なフィーリングももちろん大切ですが、こちらの質問に対してしっかり考えてくれていないような印象を与えるもったいない口ぐせです。
口をついて出てくる口ぐせは時間稼ぎが目的
こうした無意識に口をついて出てくる口癖ですが、実のところ主な目的は「考えるための時間稼ぎ」です。
コミュニケーションに慣れていないため、次に何を言おうかと考えてしまい、その時間をつくるために口ぐせが出てきてしまうのです。
しかも、自分を大きく見せたいというか、人から良く見られたいがために、その流れのまま会話を続けてしまうので言葉のつながりがおかしくなり、変な印象を相手に与えてしまいます。
可能なら親しい人に口ぐせを指摘してもらう
そうしたもったいない口ぐせを自分が言っていることに気づくためには、客観的に自分を見つめることが大切。
とはいえ、コミュニケーションをとりながら自分を客観的に見つめるというのはとても難しいもの。
そんなときは、親しい人に教えてもらうのが一番です。
家族、パートナー、仲の良い友人など、事情を説明してみれば快くOKしてくれるでしょう。
わたしもパートナーにお願いして、コミュニケーション中のクセを指摘してもらうようにしています。
自分で気づけない小さなクセにも気づくことができるのでおすすめです。
聞き役に徹して、ゆっくり話す
実際のコミュニケーション中で変な口ぐせが出ない一番いい対策法は「しゃべらず聞き役に徹する」ことです。
自分で話さなければ変な口ぐせも出てきません。
思わぬ質問が飛んできても、相手の話をよく聞くことで自分の考えを整理できますから、対応することができるようになります。
そしてもう一つ、意識したいのが「ゆっくり話すこと」です。
時間稼ぎのために口ぐせが出てくるのなら、ゆっくりと自分で時間を作ればいいのです。
変な口ぐせを言って時間を稼ぐよりも、ゆっくりしゃべる中で考えを整理した方が丁寧で誠実な印象を相手に持ってもらうことができます。
早くしゃべるよりも、的確な言葉を無駄なく語った方が誠実な印象を持ってもらうことができますよ。
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ゆっくり話すだけで幸運も縁も引き寄せる
口ぐせは意識しないとなかなか気づけないものです。
可能なら人から指摘してもらう。
それが難しいなら自分を客観的に見つめる。
そして
「聞き役に徹する」
「ゆっくり話す」
この2つを意識することで、自分の思考は整理されて変な口ぐせを防ぐことができます。
口ぐせは小さいものですが、人へ与える印象を大きく左右します。
もし心当たりがあるなら、今日から意識して気を付けてみてはいかがでしょうか。
自分の変な口ぐせをなおすヒントを得ることができた。
わたしはなんて幸運なんだろう。
Lucky Rookie
Photo from Kaitlin M / flickr